月初めは京都出張の日。仕入先では秋冬物の発表が始まり、いつもながら時が進む速さを感じさせられます。
仕入れは、お客様にお買い物をしていただくための商品を用意するものです。
それは店作りに必要な品でなければならないし、お客様が手にしたいと思うものでなければなりません。
そこには鮮度が求められ、他店との差別化を図れるものであることが求めれます。
言ってみれば商品仕入れは、店が繁盛するための「種」みたいなもので、経験と店の客層を考えて選別しなければなりません。
選別を間違えれば利益を生むことはありませんし、それは経営に大きなダメージを残すことになります。
それだけに責任が重く、経験に裏付けられた勘とセンスがないとできない仕事です。
いつもそんなことを思いながら仕入れ先の商品を見て歩いている訳ですが、需要が伸び悩む時代が続いているだけに、仕入れが難しくなっていて、仕入金額の大きい小さいにかかわらず、仕入の行為にはギャンブルという側面があるように思えてなりません。
お客様に喜んでいただける品を用意したい。他店にない商品で勝負したい。
そんな想いを持って踏み出すことは、違った意味で危険がはらんでいて神経を使います。

車窓から見た琵琶湖
帰りの電車の中で、選別した品が店作りに添う商品であったのか、売れない商品を選抜してしまったのではないか?
いろんなことを考えている間に深い眠りに入っていて私でした。
前を向いて踏み出すことって、本当に難しいです。
しかし、危険を避けていては何も変えられないし、闘争心を失ってしまえば仕事に誇りを持つもともできなくなってしまいます。
晴れ渡る日が来ることを信じて、身の丈に合った勝負っが知恵を生み出すのかもしれませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







