華やかな春を知られる訪問着・そして娘の結婚

 春が来たと思える暖かな日射しに包まれた日曜日、車のタイヤ交換をされた方も多いかと思いますが、気になるのは、なんといっても増税前の買い物ではないでしょうか?
春の陽気に誘われ、お財布の紐が緩んでしまっている人も少なくないかもしれませんね。
学校関係は、ほとんどが卒業式を終わられたと思いますが、晴れて進学される方は入学式が待ち受けています。
その準備にお母様はクローゼットを開けて、何を着ようか思案するのでしょうが、着物の選択肢があることを忘れないようにしてください。
特に小学校に入られる方のお母様の装いに、着物で主席される方が増えている感じが致しますが、そのような背景を考え、訪問着をコーディネートしてみたのでご覧ください。

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ここにコーディネートされた着物は附け下げ(つけさげ)に見えるかもしれませんが、訪問着であることをこれから説明させていただきます。
小学校の入学式なると30歳前後のお母様が多いかと想像しますが、お目出度い席でもあるので、華やかさと上品さを兼ね備えた装いで主席されてもよろしいかと思います。
その意味でも、こちらの着物柄は色合いも模様も春らしく、清楚な場にお召しいただけるフォーマル着の一つです。
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着物の特徴的な魅力としては、全体に模様が入り、ホンワカした春の陽気がイメージさせているところです。
描かれた桜が季節を伝えていて、背景に遠山柄といって、色付き始めた山並みを柔らかな色でまとめ桜を引き立てているのではないでしょうか?
一枚の着物として縫い上げると、遠山柄も含め桜の花びら一つまで、模様も色もピッタリ合うように染められているんですね~
更には裏地の八掛(はっかけ)も同じ生地で染められていて、袵(おくみ)に当たる部分にも染付がされています。
単に仮縫いされていない着物と言うだけで、一般的な訪問着よりもより多く模様を描き入れた訪問着なんですね~
言い方を変えるなら、一枚の絵のように模様が描かれていて、春を身にまとうフォーマルと言えます。
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こだわりは、それだけにとどまりません。
浮き出て見える花模様の地紋に手描きで桜や遠山を染め付け、赤味のおびた桜の所々に刺繍をあしらい色に濃淡を出し、お目出度い柄と言える松の模様を配し着物の格を高めています。
お召しになられると、全体に模様が多く出ますが、色合いの濃度も浅く、優しさや格調を失うことのない華のある訪問着と言えるでしょう。
晴れの入学式に、ピカピカの制服を着たお子様とご一緒に道を歩いていたら絵になるでしょうね~
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今朝、娘の婚約者と共にご両親がお酒とスルメを持って、お越しになられました。
それぞれのご家庭で考えがあることで、その行為に喜びを胸に納めさせていただきましたが、妻も喜んでくれていることでしょう。
このような事態にも娘を嫁がせるという実感が湧かずにいる私ですが、ここが母親と違うところかもしれません。
しかし内心では、「娘に何をしてあげられるのだろう」、そんなことが頭から離れずにいて複雑な心境でいます。
娘は職場が新しい年度が始まる前に入籍を済ませたいと言っていて、その日が3月26日、娘の誕生日の日です。
そして誕生日の日に、花嫁衣装を見に行く予定でいます。
急速に走り始めた娘の結婚、娘に引きずられ、冷静な判断ができるのか自分でも判りませんが、お母さんの分まで幸せになって欲しいと願っているところです。
仕事のこと、そして子供たちの結婚のことで、これまでどおりとは行きませんが、我が家の環境が変わろうとしていることだけは確かなようです。
口癖のように言っていることですが、なんとかなるでしょう・・・
それではこれで今日を閉じることに致します。
お休みなさい。