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雨が降りしきる中で金沢市天徳院にて十三詣りが執り行われました。
今年は富山県からお越しいただいた方もいらっしゃって、男子が3人、女子が13人、総勢20件の参加をいただきました。
今日はそのレポートをさせていただきます。
珠姫の寺で知られる天徳院で初めて十三詣りが始まったのが2001年の3月の事。
石川県和装振興会が石川県に十三詣りを根付かせようと動いたことが事の始まりでした。
今回で14回目を迎えた訳ですが、私たちの力不足もあって、多くの参加をいただくまでには至っていませんが、今回もお子様とご一緒にご両親や祖父母もお越しいただいて、家族の絆に触れることができた一日でした。
この男子は紋付羽織袴」でお越しになられました。
慣れない着物に緊張を隠しけれない様子です。
14回目にして、こんなにも雨に降られたのは初めてでしたが、濡れた石畳を着物で歩く姿に風情を感じるところがありました。
こちらの家族は店のお客様で、実に楽しそうです。
お嬢さんを囲むように、お婆ちゃんとお母さんの3人の記念写真は家族の歴史を刻むもので、思い出に残るのではないでしょうか。
受付を済ませると、ご本人の好きな文字を一字書いてご祈祷させていただきます。
皆さん緊張していらっしゃって、始まるまで赤い絨毯を囲むようにカメラを手にした家族が囲みます。
おごそかにお参りが進められ、知恵と福徳を授かります。
あいにくの雨で外を出ることが難しい状態でしたが、お嬢様方はお参りが終わってホットされたのではないでしょうか?
ある家族に、お嬢様の姿を見て、「可愛いですね~」と声を掛けると、お婆ちゃんが笑顔で「綺麗と声を掛けちゃってください」と返されました。
そのお婆ちゃんの言葉通りで、着物が家族の絆に深めていた十三詣りだったように思います。
来年もこの時期に十三詣りを執り行いますが、この春、小学6年生を迎えられる方は記憶に留めておいてください。
そして、この十三詣りにお越しになってみてください。
派手さがない代わりに、心の染みる日本の文化を味わうことができることでしょう・・・。
話しは変わりますが、今日みたいに、着物が雨に打たれ濡れても、パールトン加工などのガード加工がしてあると安心です。
もしもガード加工をしていなかったら、シミも含め着物が縮むことが考えられるだけに、その後のお手入れがとても大変です。
参考にしていただけたらと思います。
ところで昨夜は遊び過ぎてしまって、眠くてしょうがありません。
早く切り上げて、横になりたい気持ちでいるところです。
それではこれにて・・・お休みなさい。