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春の陽気に包まれた一日でしたが、風が少し冷たかったかもしれませんね。
季節は二十四節気で言えば「清明」(せいめい)となりますが、その意味するものは、すべてものが清らかで生き生きとする頃のことで、若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く季節が到来です。
海を渡ってツバメが南からやってくるころです。去年の巣に戻って来るのか気にかかる人もいるかもしれませんね。
桜も華やかさを増し、いつ花見に行こうか浮かれる春が来ましたが、私にはそんな余裕もなく淡々と仕事をする日々。
これでいいのかと思うこともありますが、今日も変わらず一日を結ぶ投稿です。
今は入学式や花見の季節でもあり少し気が早いかもれませんが、単衣ものの着物が入荷したもので、紹介してみようかと思います。
単衣ものといえば、裏地が付いていない着物のことで、蒸し暑さを感じ始める5月頃からお召しになる着物のことです。
簡単に言えば、衣替えとなる、薄物の着物と解釈していただければいいかと思います。
紹介するのは小千谷〈おぢや〉紬で、単衣時期から盛夏に対応せきるように織られた絹ちりめんの領域に迫る着物です。
特殊な技法で織ったものらしく、この映像から手触りをお伝えすることができませんが、合えて言葉にするならサラッとした肌触りで、紬特有の堅さがみじんも感じられない柔らかな風合いと軽さが特徴です。
縞柄を藍色で色付けをし、その幅を5対5に分けて織られた涼感のある着物なんですね~
私の想像ですが、着心地は抜群だと思います。
今日はこの着物を5・6月と9・10月頃の盛夏を除く着こなしとして帯を合わせてみました。
それがこちらのコーディネートです。
縞だけの無機質な着物に、合わせた帯がクッキリと浮かび上がり素敵でしょ・・・
おそらく、可愛いという呟く人が多いかと思いますが、メルヘンチックな花模様にうっとりさせられます。
そればなりか、遠目で見た着物が涼しそうで、紬地になって見えないところが不思議なんですね~
この着こなしだったら、蒸し暑い日だって、気持ちよくカジュアルディーを満喫できるのではないでしょうか?
そう~、日傘を片手に街歩きも楽しるに違いありません。
さまざまなシーンが思い浮かぶかと思いますが、着物のおしゃれって退屈な生活を変えてくれる魔法の外出着です。
18日からの開店20周年祭には、これらのおしゃれな着物がいっぱい揃います。
いつもと違い自分を見つけ出したいと思われる方は、是非この機会の覗いてみてください。
期日は4月18日〈金〉~24(木)までの一週間です。
昨日から新しい月の季節の情報紙「あ・うん」を作り始めたのですが、新しい情報を探せなくて苦労しています。
考えてみれば189号にもなると、15~16回目の5月の情報になる訳で、ネタ切れなんですね~
そのようなことを思いながらも、ここが勝負時と言い聞かせている自分がいて紛争しているところです。
追いかけてくる仕事に突き動かされていますが、この気持ちがあるから今の店でいられるのかもしれません。
ゴールがいつなのか見当もつきませんが、一日を完全燃焼しながら明日へと繋げていけたらと考えています。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。