「信頼とは?」そのことを改めて教えていただいた一週間でした

 一週間という長丁場の開店20周年祭が幕を閉じました。
その間に、足をお運びいただいたお客様には心から御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
今回の展示会に置いて、多くのお客様の暖かな心に触れることができたことを幸せに感じると共に、多くのことを学ぶことができました。
その気持ちを、一言で表すことはできませんが、あえて言葉を選ぶとしたら「信頼」というものが、どれだけ深い意味を持つものであるかを教えられた気がします。
その重圧は計り知れないものがあって、心につかえるものがあったときには、無理な販売を避けるようにしました。
これが店のスタンスとは言え、結果が求められる側面もあり、その綱引きは私を苦しめるもので、経営者としての未熟さを感じています。

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改めて店とお客様の関係を振り返ってみたいと思います。
お客様の着物に対する認知度を考えた時に、店と噛み合わないお客様が1割、着物初心者が5割、店とのコミュニケーションを深め、着物に対する感性を共有できるお客様が3割~4割、そこから高度な感性を追い続けるお客様が1割と捉えています。
価値観が違うお客様を背景に、店が最も大切にすることは、打ち解けて相談をいただく関係で、リピーターとなっていただける信頼を築くことに、この仕事の意味を持つものだと考えています。
店の節目となる機会に、「信頼」がいかなるものかを改めて教えていただきましたし、これから先の目標とするものを導いてくれていたように思っています。
業種によって、商いのやり方は違いますし、時代に合った取り組み方も求められていいますが、シンプルな姿勢にこそ、真実があるのかもしれませんね。
最後に、この会に力を貸してくださった仕入れ先や、店のスタップ、そして娘たちに感謝致します。
ありがとうございました。
明日から、しばらく後始末が続きますが、一度リセットして、初夏の店へと向かい始めたいと思っているところです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

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