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可愛い帯留が入荷したもので、今日はそれを紹介させていただこうと思います。
ます先に、七宝焼き帯留です。
店の在庫も合わせてアップしましたが、どれも可愛いでしょ・・・
遊び心があって、着物を楽しみたいと思っていらっしやる方には是非ともおススメしたい商品です。
大きさはピンクのネコちゃんで2.5㎝角で、ゴマちゃんは4.2×2.3㎝、カメオのようなハート型の少女が幅4㎝、ベロを出したネコちゃんも笑えるし、居眠りしているネコちゃん至っては癒されます。
ワンちゃんの帯留などは珍しいかもしれませんね。
とても浮かれていますが、この商品がこの先 供給できないことを知りましてね~
高齢ということもありますが、後継者もいなくて、これを最後に廃業するそうです。
この話については、最後の部分で触れたいと思っていますが、お値段はどれも9,720円の品です。
次に昨年とても評判が良かったトンボ玉と三分紐の組み合わせの商品です。
紐はリバーシブルで私がトンボ玉と組み合わせたもので、涼しさを呼ぶ装いのアクセサリーとして一押しの商品かと思っています。
この商品を選んでいる間にも、二組のお客様が選んで返られましたが、根強い人気は今年も健在のようです。
帯に密着する箇所だけ丸みをカットしているので、帯留の安定感を損なうことがないでしょう。
お値段はトンボ玉が2,160円でリバーシブル三分紐が4,860円、セットにされると7,020円となります。
品揃えするに当たり、最後まで迷ったのがこちらの商品です。
ハート形でトンボ玉の帯留として作られた新商品ですが、ヘッドの紐を通す箇所が三分紐だと若干窮屈で、それよりも細い二分紐を入れると、少しすき間ができて安定感が失われるんですね~
浴衣帯などに着装した場合に動くことが考えられることから、ここは割り切ってペンダントヘッドとして取り上げてみることにしました。
勿論、帯留として使っていただいていい訳で、そのことを踏まえてこの4点を揃えてみました。
どちらの用途に使ってもおしゃれだと思いますよ・・・
それに、2,160円というリーズナブル感が嬉しいではありませんか。(幅2㎝の品)
使い方は貴女しだいということで、この話を結ばせていただきます。
ところで先程の七宝焼帯留の話しに戻りますが、和装業界を支えてくれている職人さんが、業界を離れていっていることを知る度に寂しい気持ちになります。
この現実は、皆さんの知らないところで雪崩のようにして起きていて、こだわりの品が市場から消えて行くことを意味しています。
裏を返せば量産された商品が市場を埋め尽くし、差別化が図りにくくなるということです。
振袖市場を例にといえてば、昔のような魅力的な商品が少なくなっていることにお気づきかと思いますが、消費者のニーズが価格優先であるがために、量産することで、そのニーズに応えようとしていて、価格や過剰なサービスが商品そのものの価値を失っているのではないでしょうか?
その陰で、こだわりの商品を作る人たちが出番を失い、もがき苦しんでいるのが現状です。
この流れは着物だけではなく、和装小物を作る業界にも広がっています。
ライフスタイルが変わり、着物を知らない人が増えていからこのようなことが起きているのだと思いますが、きもの愛好家に応えるためにも、きもの専門店さんがもっと頑張らなくてはなりません。
厳しい現実を突きつけられていますが、微力ながらも、こだわりを持ち続けられる店でありたいと、もう一人の自分に言い聞かせている私です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。