最も気を使う振袖コーディネートと店の役割

 着物のお見立てで最も難しいのが振袖コーディネートです。
お客様のご予算や、お母さんと娘さんの好みが違うこともありますが、見立てをする側としては、色柄がたくさん入った着物だけに、ご本人のお顔映りがベストなのか、帯との色合いが合っているか、重ね衿や帯〆帯揚げの色の使い方が間違っていないか、などなど、感性が問われる仕事です。
これは振袖に限った訳ではありませんが、着物が豪華だけに、一つ一つのパーツがしっかりと生かされた組み立てが求められます。

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その仕事を簡単にしたのがリーズナブルなセット販売で、価格とサービスを優先し、そのことに満足していただく取り組み方です。
となれば、後の見立てはほどほどに・・・
これが今の振袖戦略になっているところがあるのではないでしょうか?
私が最も苦手とするやり方です。
着物屋である以上、娘さんを晴れ舞台で輝かせることができるお手伝いをするのが私たちの仕事。
そんな店のスタンスをご理解していただけていたのか、頼まれていた、あるお嬢様の振袖をお見立てさせていただきました。
数日前からプレッシャーを感じていましたが、店のトータルコーディネートにご満足していただけたみたいで、本当に良かったと思っています。
随分前から頼まれていただけの肩の荷が下りました。
いい機会なので、こだわりの振袖を紹介してから一日を閉じたいと思います。
映像だけになりますが、参考にしてください。
kagayuuzennfurisode006.JPG
加賀友禅の振袖をコーディネート。
furisodewoko-dhine-to007.JPG
エレガンスな振袖をコーディネート。
kilyouyuuzenntegakifurisode007.JPG
シンプルなこだわりの振袖をコーディネート。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

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