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お盆休みも終わり、今日から一斉に経済活動が始まりましたが、アットいう間に一日が終わってしまった気がします。
今から、これから、という気持ちが駆り立ててたからかもしれないが、長い間、お休みをいただいていた方にとっては、体の重い一日だったかもしれませんね。
店は商品の入れ替えに追われているところですが、同時に次の一手も考えなくてはなりません。
解っていても、涼しくならないと本気モードに切り替わらないだけに、中身の濃い、初秋の提案に届くまでには、もう少し時間がかかるのかも・・・
それでは今日の記事を綴ることに致します。
過ぎようとしている季節を追いかけるより、目の前に迫る季節をどのようにして料理するかが、店の使命かと考えるところがあります。
そこで、単衣時期の街着として、おしゃれな着物コーディネートを紹介したいと思います。
それがこちらの映像です。
単衣らしいシャリっとした風合いの白っぽい小紋に、栗色の帯地を合わせて、近づく秋を表現してみみたものですが、どことなく秋を感じていただけるのではないでしょうか?
残暑が残るだけに、着物の色を浅めの色で組み立て、秋の香を帯でおしゃれをするというシンプルな合わせ方ですが、これが味があっていいんだな~
ここでは秋柄というよりかは、色をクローズアップさせたものです。
ポイントはなんといっても職人技の帯にあるのではないでしょうか?
栗色という言い方が正しいかは別として、節のある紬素材を葵柄を重ねて円形の模様にして、絞り染めしたもので、色を単色に仕上げているところに、装いの深みと、静かなおしゃれん感がにじみ出ているように思います。
こちらの装いで、収穫の秋を気の合う仲間と楽しめたらおしゃれでしょうね~
どうか9月から10月上旬の単衣の装いとして、色柄の気使いを忘れないようにして素敵な女性を演じてみてください。
夏が終わった訳でもないので、気の早い提案かもしれないが、いきなり袷の装いになりがちなだけに、単衣の装いも考えてみてください。
店からの提案です。
これで秋をイメージした一日を終えることができました。
明日のこの調子で、秋の店作りに汗を流すことが出来たらいいのだが・・・
それでは、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







