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長い一日でした。
京都出張から戻るのが遅くなり少し慌てているところです。
仕入れ先を回ってみて、先月は相対的に苦戦したと話していましたが、秋本番を迎え、今月は多くの業界人が京都入りしていた気が致します。
だけど厳しい状況はいっこうに改善されることなく、材料費の高騰に嘆く仕入れ先が多くいました。
特に驚かされたのは、輸入に頼る麻素材の生地です。
輸入した生地を使って、麻のれんやタペストリーを制作している会社の担当者の話しでは、良質の生地の原価が跳ね上がり、倍近くの価格になっているそうです。
その生地で染めたお正月柄の麻のれんを拝見しましたが、販売価格が1.5倍くらいになっていて、仕入れることができませんでした。
消費が低迷している中で、販売価格を引き上げざるおえないところまで来ていて、益々厳しい状況下に置かれそうな気配が致します。
消費税が10%になった時のことを考えると怖いものがありますが、それでも仕入れ先や京都に集まる仲間は一生懸命頑張っています。
その人たちの背中を見て、一歩でも専門店としての役割を果たせる店になりたいし、お客様に幸せを伝える伝道者として、誇りを忘れないようにしたいですね。
疲れていて、気の利いた言葉で括ることができませんでしたが、これで終わりたいと思います。
それではお休みなさい。