お子様の誕生を機に依頼された「水引羽子板」・そして加賀友禅の「染め額」

 ブログ投稿する時はいつも一人。
新しいパソコンに映像を取り込んで画像処理をしたいと思ったら、そのやり方が解りません。
まことにお粗末なことですが、しかたなく、これまで使っていたパソコンで投稿準備を始めたところです。
情けなくなりますが、めげずに投稿へと進みたいと思います。
以前に使い終わった婚礼水引から羽子板を作ったブログ記事をご覧になられた方から、お嬢様の誕生を機会に水引で羽子板を作りたいとのご相談をいただきましてね~
それは、使い終わった水引から作るのではなくて、新たに作って欲しいとのことで、できれば娘さんの名前から「桜」を入れて欲しいとのご希望でした。
店としては前例のないことでしたが、受け賜わることに・・・
たまたまお正月飾りを仕込む時期でもあって納期が遅くなってしまいましたが、待ちかねた羽子板がようやく仕上がりました。
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こちらの映像が「桜」さんのために作った水引の羽子板です。
「桜」さんのプレートも作らせていただきました。

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鶴亀に松竹梅、そして桜を取り交ぜたオンリーワンの誕生を祝う羽子板です。
お気にめしていただけると嬉しいのですが・・・
お客様の承諾を得てここに紹介させていただきました。
話しは変わりますが、ある加賀友禅作家さんが訪ねてこられました。
その方は加賀友禅作家、初代・由水十久(ゆうすいとく)氏の元で修業された牧野顕三(まきのけんぞう)さんという作家さんで私とよく似た年齢の方です。
その方が、着物制作の合間に描きこんだ和のインテリアを私の店で取り上げていただけないかと、相談にお越しになられましてね~
お住まいが店に近いことから、この店のことを気にかけていらっしゃったと話されていましたが、いくつか作品を持ってきたので見て欲しいとのことでした。
拝見してみて、「高価な加賀友禅を違う切り口から新しい需要を望めるかもしれない」と思った私は、改めてご自宅へ伺うことにしたのです。
そして今日お邪魔してきました。
結論から言いますと、その作品を取り上げるこにしました。
いくつか紹介させていただきます。
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金沢の冬の風景漂う「雪吊り」
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こちらが拡大した画像ですが、着物生地にしっかりと手描きされたもので、図案から下絵・糊置き・色彩・地染まで牧野さんがすべて手をかけられた作品です。(画像が若干赤味を帯びてしまいました)
風情があるでしょ・・・
この商品をどのように名付けたらいいのか思案中ですが、取りあえず「加賀友禅・染め額」と呼ばせていただくことにしました。
額の大きさは巾45×高さ27㎝で、額の厚み1㎝のものに作品をはめ込んだものです。
販売価格は税込む40,000円で金箔を部分的にあしらっております。
染め帯のお値段と比較すると、とてもリーズナブルな価格ではないかと考えています。
季節を彩るお部屋のインテリアとして、贈り物にされてもよろしいのではないでしょうか?
他の作品も紹介したいと思います。
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こちらは少し小ぶりな染め額になります。(額の大きさは巾45×15,5㎝)
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「松に梅」(金箔入り)・・・税込む15,000円
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「桜にめじろ」(金箔入り)・・・税込む15,000円
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「早春」(金箔入り)・・・税込む15,000円
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訪れる季節を考慮して、以上の作品を店で取り上げてみることとしました。
壁掛けとして対応できるように作られていことも付け加えておきます。
これまでにも存在していたジャンルのインテリアかもしれませんが、色紙に描いたものではなくて、絹に加賀友禅と同じ工程で染またところに味があると感じています。
私の企業努力が望まれるところですが、お客様はどのように捉えてくださるでしょうか?
気になるところです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

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