春の装いは薄地の色合いが似合います・「刺し子小紋」で入卒の装いを表現してみました

 雷、あられ、みぞれ、雨、ときたま太陽も顔ぞ覗かれるという北陸特有の忙しい冬空でしたが、今年最初の着付け教室の日でもあり、店内はお客様で賑わう一日でした。
何であれ、笑いが広がるということはいいものです。
教室が終わってからお茶をする時間が楽しそうで、心が通い合う仲間であることが見てとれます。
私もその輪の中に入れてもらっては元気をいただいていますが、積み上げたコミュニケーションは本音で話ができる関係が築かれていて深い繋がりとなっている気がします。
小さな店の強みがここにあるのかもしれませんね。
今日の天気を視ていると春はまだ遠い感じがしますが、心は春を追いかけています。
徐々に店のシフトも春物に切り替えて行きたいと考えていますが、ここに、春をイメージした着物コーディネートをしてみたのでご覧ください。
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オフホワイトの飛び柄の小紋にピンク地に短冊に貝桶(かいおけ)模様の帯を合わせてみました。
装いの色合いが浅く、春らしさを感じ取っていただけるかと思いますが、清潔感があってセミフーマルの着物としても着れるのではないでしょうか?

お顔映りも明るくて、上品さの中に華があります。
入卒のお母さんの装いとしても控えめで明るめの着物がお似合いです。
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この着物の面白さは、加工の仕事としては珍しい刺し子刺繍をしていることです。
ここでは小紋として紹介させていただきましたが、この着物地を長羽織やコートとして仕立てても素敵ではないでしょうか?
白っぽい羽織物は締まりがないように思われるかもしれませんが、春ならではの着こなし術があっておしゃれなんだな~
私は季節を問わず白い羽織を愛用していますが、着物に合わせると軽やかな感じを受けてとても気にいってます。
季節に合った模様を身にまとうだけだなく、色合いの濃度を考えて春をイメージすることもおしゃれ着こなし法です。
是非参考にしてみてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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