「桃花水(とうかすい)」が訪れることを信じて・・・

 去り行く冬の逆襲にあきれる朝。雪が7・8㎝近く積もり視界を遮るように降る雪に唖然とさせられました。
春の声が届き始める3月10日過ぎから、3日間続けて雪が降り続いたことって、私の記憶にないかもしれません。
雪が降り止むのを見て雪透かしをする午前中でしたが、午後には雪も治まり安定し始めた一日でした。
これで冬は遠くへ行くことでしょう。
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訪れる春を前にして少し店の模様替えをしてみました。
自身の気分転換にもなりますし、余計なことを考えずに済むからですが、不思議なもので、悪天候にも関わらず徐々にお客様も増え始めるようになりました。
かすかでも手応えを感じれると、「今から・これから」という力強さも湧き上がるものです。
桃の花が咲くころ、雪や氷がとけて、大量に流れ出す川の水を「桃花水(とうかすい)」と言うそうです。
一気に春へと近づく桃花水ですが、二日後の北陸新幹線開通は、大量に人が流れ出す桃花水に似たところがあるのかもしれません。
地域の活性化に期待を寄せているところがありますが、その日を目前にして白山市まで足を運んでくださる人がどれだけいるのかが気にかかります。
県内のメジャーなショップも、ひっそり潜んだ店も、夢を呑み込んで春を待つことでしょう。
この時代に意味を持つ店作りに人が集まるのかもしれませんが、着物と和雑貨で喜びを伝えられる店となるためにも可能性を信じて、まだまだ努力しないといけませんね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。