私が目指したい和装の世界観を「薄物の紬」でコーディネートしてみました

 草木や田畑はこの雨をとても喜んでいるいることでしょう。
午前中から降り始めた雨は時折雨足を早め、「一息付きなさい」と、言わんばかりに勢いを止めようとします。
「しょうがない、こんな日もあるさ・・・」。
もう一人の自分が呟くと、張り詰めたものが打ち付ける雨音に消され、その中を通り抜ける風が忘れていた風情へと誘います。
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ここに、夏のおしゃれを凝縮した街着をコーディネートしてみました。
薄物の紬に乗り物が刺繍された模様の帯です。
もしも、このような着物が手元にあったら、貴女は何処にお出かけになられますか?
そのような問いかけをしたくなるコーディネートだと思いますが、とても珍しい帯だけに、旅のお供に活用されると面白いでしょうね~

例えば海外を旅行される折に、このような着こなしで文化遺産を見て歩いたら絵になるでしょうね。
私だったらヨーロッパがいいな~
それが叶わないのなら、夏の軽井沢とか、北海道などもお似合いではないでしょうか?
いきなり訳の分からないことを書いていますが、これまでの和装の装いを打ち破った模様の帯だけに想像が広がります。
というのも、こちらの帯には「バカンス」という柄のネーミングが付いていましてね~
新しい感覚のおしゃれを提案したくて揃えた品ですが、ご理解を得られなくて苦労しております。
なのに、私が目指したい和装の世界観があって、どこから着物愛好家の心を動かしたらいいのかが分からなくて、こしてネットでよく似た価値観をの方を探しているのが現状です。
今の和装業界に新しい風が求まられていることを感じているだけに、固定観念にとらわれないようにしていますが、なかなかその糸口が見つかりません。
結果を急いではなりませんが、もっと努力をしなさいと無言の言葉をいただいていると信じて、「ふくしまワールド」を築き上げれたらと思っています。
亡き妻のあきれていると思いますが、これが私流。
湿った心にパワーを送り込んで今日を閉じることとします。
それではお休みなさい。

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