いつも日曜日は来客や電話も少なく、仕入れ先も休日であることから、腰を添えてディスクワークをするようにしているのですが、なぜか今日は常連さんの多い日で予定していた仕事ができませんでした。
お客様も春の気配と共に動き始めたのでしょう。
店内の売り場構成をより一層春に近づけなければなりませんが、その前に、4月に開催する「江戸小紋展」の販促物も作らなくてはなず、余裕を失い始めているこの頃です。
そして着物関係は入卒関係の装いに焦点を合わせておりますが、ご相談件数が多いとはいえません。
それでも着物と帯を持って帯〆と帯揚げを合わせて欲しいと、お若いお母さんが尋ねてまいります。
今日もお越しになられていましたが、その時初めて着物にシワが入っていることや、衿に汚れがあることにき気づき、お直しをさせていただくことに・・・
入学式まで時間の猶予があったから大事にならずに済みましたが、着物を着ようと思っていらっしゃる方は前もって点検を済ませておかれると安心かと思います。
そのような時にお客様にこのようなお話をさせていただくことがあります。
それは、着物のお手入れができないとか、後始末の仕方が分からない方は、着物や帯を汚れや雨などから守る「パールトン加工」を済ませていると、着終わった時のメンテナンスを受けられるだけでなく、綺麗な状態に戻すことができて安心して片づけられるのではないでしょうか?
仮に衿にファンデーションの汚れがついていたとしても、パールトン加工がしてあれば、汚れ落としの料金は発生しないんですよ・・・
着物に化学を使うことを嫌う人もいらっしゃいますが、着る度ごとに汚れ落としの料金がかからないことを考えると合理的で、お手入れのことについて頭を悩ますことなくタンスにしまえるのでは・・・
しかし、汗取りの場合は若干の料金が発生しますが、パールトン加工を済ませてあると、その料金んも割安になるから、着物に慣れない方にとっては、便利なサービスではないでしょうか?
そのような話をさせていただくと、不思議そうな顔をして私の話に耳を傾けられます。
今回のご相談者は、この先も着ることがあるので、シミ抜きをした後にパールトン加工をして欲しいと言ってお帰りになられましたが、皆さんにも参考になれなと思い記事にさせていただいた次第です。
ところで、今晩の夕食は家族全員がそろってのしゃぶしゃぶパーティーでした。
一人も欠けずに揃ったのは久しぶりだったかもしれません。
穏やかな時間でお腹も心もいっぱいになり、皆に感謝しないといけませんね。
それではこれにて・・・
おやすみなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






