この店を創業したときから、着物の文庫紙(たとうし)をお願いしている会社があります。
他にもチラシや伝票などの印刷も頼んでいるのですが、その会社はオリジナルの便箋や封筒、更には和紙を使った柿渋の座布団やブックカバーなどの自社製品も作っていて、或る時、万年筆も取り扱っていることを知りましてね~
担当者の話では、数年前から石川県の代理店として取り上げているらしく、それが評判がいいとというもので、どのような万年筆なのかを知りたくて見せていただいたのです。
結論からいいますと、手にしやすい3,600円という価格と、ペン先が変わっていて文字の太さを変えられるとの説明を聞いたもので、興味を持ちネームを入れて自分のものにしてみました。
それがこの画像にあるワイン色の万年筆です。
マイネームも入りました。
色は他にも黒とシルバーがあったのですが、パワーが欲しくてワインの色を選んでみたのですが、この万年筆がとても面白い。
ペン先が海老反りになっていて、使い方で文字の太さが変わるんですね~
ためしに書いてみました。
ペン先の接着面が広いと太い文字になり、少し起こすと若干細くなり、反対にして湾曲の先を使うと細い字になるんですね~
これには驚かされました。
他にも心を捉えたのは万年筆が入っている箱書きです。
「絆」・・・・・
これを見た時にひらめくものがありましてね~
父の日の贈り物として採り上げたら、お客様に喜んでいただけるかもしれない!!
いや、是非とも採り上げてみたい。
そのような気持ちが湧き上がりましてね~
店では昔から和雑貨を取り扱っていて、贈り物としてもご利用いただいている訳ですが、男物になると選ぶものが少ないことを気にかけていました。
そんな時に持ち込まれたのがこの万年筆だったのです。
担当者に、親子の絆としても使える万年筆を「父の日の贈り物」に使いないものかと相談してみると、力を貸してくださるとの返事をいただくことができたんですね~
そうとなったら、展開を急がなくてはなりません。
ここからが店からのメッセージになります。
パソコンや携帯が普及しはじめてから文字を書くことが少なくなりましたが、それでもシニア―の世代は万年筆などのペンに愛着があるのではないでしょうか?
私も案内状などは、自信の想いを伝えたくて筆やペンを持って手書き文字で構成していて、お客様からも印象に残るものがあると、言葉をいただいております。
また、手帳に予定を書き込む方も少なくないのではないでしょうか?
そのようなときに、ネーム入りの万年筆があったら特別なものになるのではないかと思います。
それに箱書きの「絆」が、親子の絆を深める切っ掛けにもなるとしたら、父の日の贈り物に意味を持つものになるに違いありません。
色はこの3色を用意しております。
早速娘がこのPOPを作ってくれました。
担当者も私の気持ちを汲み取ってくれたのか、ディスプレーの器具を持って来てくれました。
早速店頭に出したと思っていますが、オンラインショップにも載っています。
こちらをどうぞ。
ちなみにお値段ですが税込3,600円で、注射器のようにインクを吸い込むことが可能なコンバーターと、カートリッジの二種類が木箱の中に組み込まれています。
これだけでも贈り物として活用していただけますが、ネーム入れを希望される方はネーム代として別途1,080円のネーム代が必要になります。
また、キャップの色を変えてツートンカラーすることも可能です。
父の日は6月の第三日曜日です。
ネーム入れに一週間近くかかるので、関心をお持ちになられるようでしたら早めに覗いてみてください。
着物と和雑貨の店に万年筆なんて似合わなないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、「父の日」と「絆」に心が動かされ、少しでもお役様のお役に立つことができればと採り上げたものであることをご理解ください。
今日は妻の月命日でもあり墓参りをしてみましたが、他にも一番最初に東京銀座で展示会をしたときに出会いがあったお客様から帯のご注文をいただいたりして、書きたいことがたくさんありましたが、明日は京都主張の日でもありこれくらいにして5月を閉じることと致します。
(朝起きをしなくてはいけないもので・・・)
それではこれにて・・・
お休みなさい。