日に日に夏らしくなってまいりました。
5月初めからスタートした浴衣商戦も折り返し地点となりましたが、6月に入って浴衣に対する関心度が低いのか、思うような結果を残せていません。
そこで今日は前半戦の浴衣商戦を振り返ってみたいと思います。
量販店やネットショップでの浴衣販売戦略が激しくなる中で、地元呉服店さんは、年々浴衣の品揃えに消極的で、採り上げるか否かがハッキリしてきた感じがいたします。
私に店としては、浴衣需要は着物入門編と捉えていて、着物愛好家のすそ野を広げる意味でも、店になくてはならないものだと思っています。
新しいお客様との出合いも増えますし、店の性格を知っていただける機会でもあり、大きなビジネスチャンスです。
それだけに、量販店とは違った品揃えであることに心がけている訳ですが、東日本震災以後、浴衣需要に陰りが見え始めていることを感じております。
そんな状況下の中でも、懲りずに「今年こそは」と思いつつ、他店と差別化を図る意味で、浴衣のグレードを上げた品揃えで2016年に臨んでみました。
その甲斐あって5月は順調に商品が動いたものの、6月に入って5月の勢いが衰えていましてね~
とても心配しています。
全国の専門店さんの浴衣情報を掴んでいないものでなんともいえませんが、今年こそ浴衣を揃えてみたいと考えていらっしゃる方は、早い段階に動かれたのではないでしょうか?
それ以外の人は市場の動きを静観している感じが致します。
私の想像ですが、父の日が終わった20日過ぎに、量販店がチラシなどで広告を打ち出すのではないかと考えていますが、その刺激剤が眠っている浴衣需要を掘り起こすのではないかと考えています。
その時が勝負時です。
我慢の日が続きますが、浴衣専門店としての役割を果たせるよう信念を持って他店と戦いたいと考えています。
と、言いながらも心境は穏やかではありません。
こちらの映像は180㎝幅の麻のれんを映したものです。
模様は柳にカワセミです。
この地域は旧家が多いこともあり、このような一間巾ののれんの需要がありますが、これだけ大きいものは あまり作られていません。
住まいに風を通す季節が訪れただけに、このようなのれんを提げるスペースがあれば、インテリアとしても活用することができ、夏の風情を味わえるだけに紹介してみました。
お値段は税込51,840円の品になります。
参考にしてみてください。
さて、今月も半分が過ぎて7月に向けての販促を考えなければなりません。
そこで販促会議を開いてみました。
しかし販促会議と言っても名ばかりで、会議の出席者は私ともう一人、私の心の中にいるいる自分。
新しい知恵も限られていて、プランを積み上げては壊す繰り返しで、いつしか眠気が襲うというお粗末さ。
先が思いやらそうです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






