まず一つ、7月の販促物が仕上がりました。
それは決算を前にして、在庫を減らすための割引セールです。
サブタイトルは「決算は辛い」。そしてタイトルは「涙市」で間に「・」が入っているのは流す涙をイメージしたものです。
期間が7月23日(土)~27日(水)までの5日間。
ここには私の辛い気持ちが盛り込めれていましてね~
決算が近づくと、決まって会計士さんから在庫を、なんとか減らしてくださいと助言されるんですね~
折しも販促物を作り始める時は、新作の浴衣や下駄などの夏物をお嫁に出さなくてはならない時期だけに、商品の動きを見ながら7月のイベントに向けての扱いを考えなくてはなりません。
一つの区切りを自ら判断して、持越し品が一点でも少なくなるように工夫しなくてはならないのですが、今月は浴衣関連商品の動きが悪く、その先に待っているのはセールです。
セールをするために新しい商品を揃えている訳ではないので、娘たちが在庫というキーワードに引っかかってくるんですね~
夏物はセミや蛍のような人生かと思うと、言い知れぬ寂しさがあります。
それがとても辛くてね~
また、夏物以外は売り場の奥にしまっていて、お客様からのご相談があれば商品を出すようにしているのですが、決算期になると在庫金額が驚く金額になっていて、これを何とかしなくてはならないのですが、セール時期が年間で最も暑い時期とあって、お嫁に出しにくい時なんですね~
とは言うものの、決算を控えていることからセールには商品を売場に出しますが、気にいって仕入れた娘たちに割引の値段を付けるというのは、非常に辛いものがあります。
一方で売り上げを積み重ねるという責任を背負っていて、在庫を少なくするために取る判断に苦しめられていますが、その気持ちが素直に「涙市」というタイトルになったものです。
改めて、お客様に役立つ店を築き、そして、店を継続することの難しさに苦しめられた数日だったかもしれません。
悶々とするものがありましたが、涙を呑んで作りかけの販促物に筆を走らせた私でした。
経営者って、このようなことの繰り返しで、経済の動向や業界の動きを見極めて駒を進めていかねばなりませんが、答えをお客様が持っているだけに真摯に仕事と向き合って安心と信頼を築いて行ける店にしたいです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






