行列ができる2017年度の古布を使った木目込みひな人形展の仕入れ会

  京都出張の日は決まって早朝4時半に起床して、出かける準備をする訳ですが、昨夜は寝つきが悪くてね~

2時間ほどしか眠れませんでしたが、気合を入れて仕入れ先を回ってまいりました。

しかし、着物関係の仕入れ先はほとんどお客様がいなくて夏休み状態だったかもしれません。

その分、仕入れ先の担当者とゆっくり話ができました。

その一方で、木目込み人形のお雛さんを発表していた仕入れ先では、取り扱いのある小売店さんが、開店前に10件近く押しかけていて、いつもながら雛人形の人気の高さを感じさせられるものがありました。

そして9時の開店と同時に会場になだれ込む姿に圧倒させられます。

品定めをするというより、いち早く売約の札を置く競争みたいなところがあって、私が目に留めた人形には、すでに他店の売約品の札が付が・・・

正直なところ面白くありません。

しかしこれが現実です。

どうしてこのようなことが起きるかと申しますと、古い着物生地を着せ付けした人形だけに、使っている着物生地で人形の表情が変わることを知っているからです。

だから現品を確保しておきたいという気持ちが働くんですね~

これまでに私は、この雰囲気に呑み込まれてしまって冷静さを失ったことが幾度もありました。

なので今回は使う生地の色柄を指定して作ってもらうことにしたのですが、担当者には想像していた仕上がりとかけ離れたものであれば、返品もありえることを脅すかのように伝えて誂え品を選択した次第です。

IMG_0122kimekomihinaninngilyou.JPGここにあるお雛さまのセットも、私が目を触れる前に売約品の札が付いていて、、担当者に相談してみると、同じような生地を確保しているから作れるとのことだったので注文をいれました。

とにかく、考える時間をいただけないのが古布を使った木目込みひな人形展なんですね~

信じられない話かと思いますが、商魂逞しい専門店さんの勢いに刺激をもらっています。

過去の経験が生かされているのか、そして何を変えるべきなのか。

れからの検討課題になるでしょうが、もう一度、ひな人形展にチャレンジすることに誓いを立てて会場を後にした私でした。

それではこれにて・・・
お休みなさい。