京都出張の日は決まって早朝4時半に起床して、出かける準備をする訳ですが、昨夜は寝つきが悪くてね~
2時間ほどしか眠れませんでしたが、気合を入れて仕入れ先を回ってまいりました。
しかし、着物関係の仕入れ先はほとんどお客様がいなくて夏休み状態だったかもしれません。
その分、仕入れ先の担当者とゆっくり話ができました。
その一方で、木目込み人形のお雛さんを発表していた仕入れ先では、取り扱いのある小売店さんが、開店前に10件近く押しかけていて、いつもながら雛人形の人気の高さを感じさせられるものがありました。
そして9時の開店と同時に会場になだれ込む姿に圧倒させられます。
品定めをするというより、いち早く売約の札を置く競争みたいなところがあって、私が目に留めた人形には、すでに他店の売約品の札が付が・・・
正直なところ面白くありません。
しかしこれが現実です。
どうしてこのようなことが起きるかと申しますと、古い着物生地を着せ付けした人形だけに、使っている着物生地で人形の表情が変わることを知っているからです。
だから現品を確保しておきたいという気持ちが働くんですね~
これまでに私は、この雰囲気に呑み込まれてしまって冷静さを失ったことが幾度もありました。
なので今回は使う生地の色柄を指定して作ってもらうことにしたのですが、担当者には想像していた仕上がりとかけ離れたものであれば、返品もありえることを脅すかのように伝えて誂え品を選択した次第です。
ここにあるお雛さまのセットも、私が目を触れる前に売約品の札が付いていて、、担当者に相談してみると、同じような生地を確保しているから作れるとのことだったので注文をいれました。
とにかく、考える時間をいただけないのが古布を使った木目込みひな人形展なんですね~
信じられない話かと思いますが、商魂逞しい専門店さんの勢いに刺激をもらっています。
過去の経験が生かされているのか、そして何を変えるべきなのか。
これからの検討課題になるでしょうが、もう一度、ひな人形展にチャレンジすることに誓いを立てて会場を後にした私でした。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






