「 嫌なことは忘れろ!」、そんなことを言い聞かせながらこの7月を振り返っていますが、過ぎてしまったことをいつまでも尾を引いていると前を向けないものです。
終わってしまったことは過去のもの。時間を巻き戻すことができないとなれば一つ一つの出来事を教訓として心に刻む努力をし、進行形でもある気がかりなことを目の前に出すように心がけるのが経営のコツかと考えています。
そして経験が教えてくれているのが「転ばぬ先の杖」で、私の場合、これまで数えきれない「杖」をもらっているにもかかわらず、何かが抜けているのか同じことを繰り返している気がしてなりません。
これを鈍感というか懲りない人間というのでしょう。
私はここにターニングポイントがあるように考えていて、足りないものがあるから、「今度こそ!!!」と、諦めない気持ちが湧き上がるのでしょう。
この気持ちを失ってしまえば何も行動に移せないし、未来を絶つ行為だと思えるだけに落ち着きません。
そのこともあって、負の体験となるものはできるだけ忘れるようにしています。
自分でも呆れていますが、思う通りにならなくてもその先にチャンスが待ち構えている予感がするから不思議です。
実は明日京都の仕入れ先で古布を使った木目込み人形のお雛さんが発表になります。
毎年何体か仕入れては年末の12月に「木目込み人形のお雛さま展」を開催しているのですが、実のある結果を残せていません。
会を終えてから来年は催事を止めようかと思うのですが、時間と共の苦い経験を忘れていて、もう一度チャレンジしてみたくなりましてね~
店作りの一角を担う商品だけに、足りないところを補い工夫してみたいと考えています。
数日前までお雛さんを見に行くことを迷っていましたが、足を向けてみることにしました。
こんな私を生前妻は呆れていました。
資金繰りに随分苦労させてしまったことを思い出しますが、だまって見守ってくれていたことに感謝しています。
今日は妻の月命日で、私が与えていた心労が病気を引き寄せたのかと思うと忍びないものがありましてね~
「夢だけでは生きてい」と、私をさとすように語っていたのが妻だっただけに、夢の途中であることを伝えておかねばなりません。
どれだけ月日が過ぎても妻は私の心の中に生きていて、ぜがしでも私を信じてくれた彼女のためにも諦めることがあったはならないし、努力を惜しんではならないと思っています。
月に一度のことですが、妻の前で手を合わせ近況を報告していますが、もどかしさを感じていることでしょう・・・
彼女の苦笑いが目に浮かびます。
いろんなことが通り過ぎていきますが、強い心を持たなければなりませんね。
疲れも体力も戻り、新しい月に期待を寄せていますが、まずは、お客様から相談を受けているいくつかの仕事を優先にスタートを切りたいと思っています。
墓参りを終えると墓地の出入り口に、とぐろを巻く蛇が・・・
近づいても逃げようとはしません。
カエルらしきもを捕まえたのか、生き物の足が見て取れます。
無情に思えますが、これが自然に生きる者たちの世界でしょう。
珍しいシーンを目にしたものでアップしてみました。
明日は京都に向う人は少ないかと思いますが、転ばぬ先の杖出して仕入れ先を見て歩きたいと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






