2020年の東京オリンピックを睨んで作られた「市松柄の風呂敷」

  今日で神無月の会が終わりました。

今回の会を振り返ってみると、来店客が少なく地域の方々に紬の魅力をお伝えすることができませんでした。

私の提案力不足を認めざるおえませんが、カジュアルの分野を伸ばしていかないと業界に未来が見えてこないと思えるだけに、これからもおしゃれな着こなしにはこだわりを持って店作りを考えて行くつもりでいます。

取りあえずは4日間の緊張から解放されてホットさせられていますが、魅力のある会を開くことの難しさを味わった次第です。

そして今週の28日(金)には風呂敷の講演を控えています。

会の後始末もしなくてはなりませんが、日にちが迫っているだけにその準備もしておかなくてはなりません。

そこで風呂敷のメーカーさんが新しい風呂敷柄を発表したので、それを紹介してみたいと思います。

それは2020年の東京オリンピックのロゴに採用された「市松崩し」を睨ん作られた風呂敷です。

DSC_0016 (1)itimatugaranofurosiki.JPGその一つがこの画像にある風呂敷で、綿100%で90㎝角の藍一色のものです。

中央に蛇の目傘をイメージした柄を置き、四方に日本の四季を感じさせる「扇面」、「梅」、「桜」、「紅葉」の模様を市松柄で表しています。

DSC_0015itimatugaranofurosiki.JPGジャパンブルーの藍に日本の四季が組み込めれいて、蛇の目傘となればオールジャパンの風呂敷ではないかと思っています。

特に外国人には興味を引かれるものがあるのではないでしょうか?

DSC_0011itimatugaranofurosiki.JPG次に、藍で縁取りをした大き目の市松柄に唐草模様を入れ込んだものです。

DSC_0012itimetugaranofurosiki.JPGこの唐草模様はグリーン地に描かれたイメージが強く、泥棒さんの風呂敷を思い浮かべる方も多いかもしれません。

唐草模様は明治30年代から40年代にかけて生産されたものらしく、つる草は生命力が強く、茎をどこまでも伸ばしてゆくことから、長寿や子孫繁栄の象徴とされていたそうです。

その模様を古典柄の市松模様と融合させた綿風呂敷かと思っています。

こちらも90㎝幅のもので、お値段は共に税込1,944円の品になりますが、私は東京オリンピックに向けて人気が増す風呂敷柄かと考えていまして、日本酒などのギフト商品に生かせたら面白いでしょうね~

ちょうど28日の風呂敷の講演は小売酒販組合の会合の場でもあり、風呂敷の啓蒙活動の一環として紹介してみたいと考えているところです。

皆さんも参考にしていただけたら幸いに思います。

時間は私の都合に合わせてくれませんが、過ぎたことは一つの教訓として心に留め、明日に向かって再び踏み出さなくてはなりません。

何事も諦めないで頑張らなくてはいけませんね。

それではこれにて・・・
お休みなさい。