着物姿の二人連れの女性が店に立ち寄ってくださいましてね~
お一人の方はかんざしが欲しくて、ネットで私の店の存在を知りお越しになられた方で、その方がお友達にこの店のことを紹介したくて訪れてくれたみたいです。
お二人とも40代前後の方のようにお見受けしたのですが、着物愛好家の仲間だそうで、月一回は着物でお出かけするようなことを話されていました。
共にお羽織を着て生粋の着物愛好家という印象でした。
二人は店の商品をくまなく見ながら、お取引のある呉服店さんと全く違う品揃えであることに新鮮さを感じていたみたいで、ある商品の着物と帯のコーディネートを紹介してみると、その魅力が判るみたいで、「おしゃれだわ~」と、表情が柔らくなるものがありましたが、お値段を見て表情が変わりましてね~
私の店のお値段が高いと思われたのかと思って、その価値を説明させていただいたのですが、実はそうではなかったですね~
余りにもお値段が安かったもので驚かれたみたいです。
お話を聞かせていただくと、これまで店の倍ほどのお値段で物を買っていたみたいで、展示会に行くと囲い込まれるようにして勧められていた感じのことを打ち明けられたのです。
そのような販売方法を取っている店に心当りがあり、不透明なお値段を付けて割引をしたり、物をサービスしてお買い得感を演出することが上手で、それに踊らされて買っていたのでしょう。
何度も聞かされている話でもあり、驚かされるものではありませんが、落ちがその話だったものでとっても安ど感がありました。
お客様たちとお茶を飲みながらいろんな話をさせていただいたのですが、「ここにこだわりのある店があることを知らなかった!」とのお話を聞くことが出来て嬉しく思った次第です。
4月の刺しゅう展の案内状が欲しいと言って店を後にされましたが、その会に来てくれそうなので二度嬉しいものがありました。
この先、ご縁が生まれるかは判りませんが、真摯にお客様と向き合えたらと思っているところです。
さて、お彼岸が近くなり、娘たちが店に来ていたので孫を引き連れて妻に会いに行ってまいりました。
始めて孫たちと3人で行くお墓参りです。
覚悟はしていましたが、他の墓から物を持ってくるは、お墓の掃除を一緒にすれば水遊びをするわで、私の声がコダマするくらい大きな声で墓地を騒がせてしまいました。
ロウソクに火を付ければ、バースディケーキのロウソクの火を消すかのように息を吹きかける次女の娘「美月」。
脇をみれば何処かへ行ってしまって、姿が目に入らない長女の娘「音羽」。
妻も大きな声を上げていたのではないかと思いますが、頼もしく育っていることを喜んでくれていたことでしょう。
その後店に戻ろうかと思ったのですが、「一緒に遊びに行く~」と、問いかけると、孫の目が輝くもので近くの公園に行ってみることに・・・
見て下さい、この喜びようを・・・
まだ雪が残っていて、雪の中に足を踏み入れは、抱えて雪のないところに出して靴に入った雪を取り払ったり、転んで汚れた手を水で洗ったり、懲りない二人にここでも大きな声が飛び交います。
しかし、何でも興味を持ってくれて退屈させられません。
墓地も公園もほとんど人がいなくて孫たちのワールドでしたが、私も充分楽しませてもらいました。
店に戻ると、店の出入り口を春バージョンに変えてくれていて、娘たちや孫たちに訪れた春を分けてもらった一日でした。
それにしても元気のいい孫たちでした。
それではこれにて・・・
お休みなさい。