いよいよゴールデンウィークが始まり、皆さんは長い休暇を楽しまれるのではないかと思いますが、私には無縁のことで、むしろ流れる時間の速さを感じさせられています。
新年を迎えて心に誓った事や、寒い冬が長く続いて来客が伸びなかった事。春の風呂敷の提案を娘たちが工夫して考えてくれたことが数日前のように思っていたのに、娘たちのお腹に宿った赤ちゃんも生まれて、カレンダーは私たちの生活を呑み込みながら独り歩きしている気がしてなりません。
そしてこの先、暑い夏が訪れたかと思えば、紅葉の季節が来て、街並みのイルミネーションにクリスマスが近いことを感じながら一年を終えてしまうのでしょう。
それは生きようとする者には、明日という日に力を与えてくれるもので、儚さを感じる者には衰えを感じさせられるものなのかもしれません。
一日は24時間で、日が昇り日が沈むことの繰り返し。
何も変わらない時間の中で年を重ねていくとしたら、泣いたり笑ったりしながらもドラマチックに時間を使いたいものです。
年を重ねたお客様とお話をしていて、治らぬ病の苦しみや老いていくことへの儚さを感じるものがあり、誰もは味合う人生の通過点に取り戻せない時間の重さを感じさせられましてね~
平和であることを重く受け止めることなく、不平不満を呟きながら何気なく過ぎて行く一日。
気がかりなことは忘れて、この時この時間をできるだけ実のあるものに変えられる人間でありたいと思いましたが、それができないのが私たちの生活なのかもしれませんね。
それでも、たまに振り返ることはいいことなのかも・・・
少し観照的になりましたが、今日の投稿です。
初夏にふさわしいカジッアル系の籠と下駄が店頭に並ぼうとしています。
この映像はその一つですが、籠の巾着部分と下駄の鼻緒を同じシルクに小格子柄で揃えたものです。
とても味わいがあり、おしゃれ感があるものだと思いませんか?
単衣用の木綿の着物からおしゃれな古典柄の浴衣や紬や小紋にも合わせられるもので、私はとても気に入っております。
籠の大きさは、幅24×高さ15×厚み9cm品で、シルクの巾着をはめ込んだだけの取り外しのできるものです。
勿論、本体は竹で編みこまれたもので、涼しさを演出したおしゃれを用の籠です。
そして小粋さを伝えているのが、この桐下駄です。
軽いのは言うまでもありませんが、切れ味のいい下駄の形かと思っています。
レトロなアンティーク感があり、きもの通を匂わせる雰囲気がみなぎっているではありませんか。
履いた時の安定感も充分で、おしゃれな着物に合わせると見とれてしまうのでは・・・
お値段は、籠が税込¥14.040の品で、桐下駄は税込¥16.200するものですが、おしゃれの価値は高いものだと思っています。
この場では、単品の品をおそろいの品として登場させましたが、織を見ておしゃれな着物に合わせてお目にかけることができればと考えているところです。
話題は変わりますが、仕事の合間を見て長女と孫がいる病院に娘から頼まれた品を届けてまいりました。
婿さんと「音羽」が病室に遊びに来ていて、つかの間の時間を過ごさせていただきましたが、名前を三つの候補から「奏絵(かなえ)」と付けたそうです。
二人とも音楽に繋がるものがあり、呼びやすい名前に満足させられるもがありました。
奏絵が育児室にいるとのことで迎いに行ってくれたのですが、なかなか戻ってこなく、急ぎの仕事も控えていたもので、再会は明日以降になりそうです。
とにかく二人の孫が元気そうにしていたので安心しました。
仕事をしながらも孫たちの生活が少し気になるこの頃ですが、何事もなく穏やかな時間を過ごして欲しいと願う私です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。