店内は夏の彩を濃くしていますが、事があって着物や浴衣を着装する傾向が強くなっていて、備えをするという方が少なくなっている気が致します。
皮肉にも今日は雨が降り続く涼しい一日で、夏が遠いことを感じさせられています。
お天気が夏物に影響するものがあり心配されますが、もう少し我慢の日が続くのかもしれませんね。
こちらのコーディネートは竺仙さんの絹紅梅小紋を雪輪に千鳥柄の麻帯でコーディネートしたものです。
絹紅梅とは絹85%に綿を15%足し、生地の風合いに格子柄の節を作り出した素材のことをいい、その生地に小紋柄を染めたものを絹紅梅小紋といいます。
初夏から盛夏時期に着れるもので、軽くて通気性に優れた着物の一種です。
画像の着物はアロハシャツを思わせる花柄に、その周りを薄く紫に染め付けされたものをお太鼓柄の染帯でコーディネートバランスを整えたものです。
小粋さとは一味違って古典派好みの取り合わせかと思いますが、コーディネートに少し無理があったかも・・・
そして今日は恒例となる京都祇園祭において、仕入れ先が開催する展示会をご案内をさせていただきたいと思います。
時は7月15日(土)・16日(日)の二日間で、会場は京都市指定文化財・小堀遠州屋敷「花洛庵」です。
こちらの会場は鉾が立ち並ぶ所から徒歩で5分くらいの場所にり、祇園祭のにぎわいが味わえるロケーションでもあります。
県外から多くの人が訪れることもあり、仕入れ先とお取引のある着物専門店さんがお客様をお誘いしての一般向けの着物展示会となるものです。
会場での品揃えは、染が「野口」、紬関係は「加納」、西陣織の帯は「洛風林」の3社が出品されていて、秋物と夏物の構成となります。
こだわりのあるメーカーさんだけにお楽しみいただける会だと思っていますが、当店としては新しい客様との出会いの場になればと考え、ここにご案内をさせていただくものです。
京都には着物や帯を作るメーカーさんがいて、その先に着物愛好家がいらっしゃいます。
そして、それを繋ぐのが私たち着物専門店かと思っています。
ご理解をいただけるものではないかもしれませんが、ご連絡をいただけたら嬉しいのですが・・・
今日は事情がありまして、早めの投稿となりました。
ではこれにて・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






