下の娘に、子供ゆかたを探している人が多いとのアドバイスがありましてね~
そこでこちらの子供ゆかたを正絹の房帯でコーディネートした画像をアップしてみました。
左≫ 女児7・8歳用の撫松庵プレタゆかた・・・¥18.360(税込)
中央≫ 女児5・6歳用の撫松庵プレタゆかた・・・¥16.200(税込)
右≫ 竺仙子ども柄浴衣地(大人分の長さ)・・・¥21.600(税込)
価格帯から見ても、量販店で取り扱う品とは「質も染も違う」こだわりのある子供ゆかたです。
と言っても、お若いお母様にはお判りいただけないかもしれませんが、注文生産で作られている品で、限られた専門店でしか取り扱いがないと思います。
合わせた房帯も、ナイロン素材のものと違って色合いの発色も良く絞り染めされたもので、シルクの柔らかさは結んだときのボリュウム感が違います。
子供ゆかたは同年代のお子様が集まる場で来ることが多いだけに、できれば他のお子さんと違ったタイプのゆかたを着せてやりたいのが母心ではないでしょうか?
そんな気持ちを踏まえて作られた品で、センスと安心が買えるものだと考えております。
撫松庵の子供浴衣は、5-6歳、7-8歳、10-11歳の3サイズが用意されていて、竺仙さんのはお子様の大きさに合わせてお仕立てを加えるものです。
お子様の子供浴衣の選びに、当店が扱うブランドゆかたも加えていただけたらと思うところがあり、ここに紹介させていただきました。
点数に限りがありますので、惹かれるものがあるようでしたらお早めにご連絡をいただけると嬉しく思います。
話は替わり、店内に入る前に一礼をして、「男物の雪駄があるでしょうか?」と、尋ねていらっしゃった青年がいました。
カーリーヘアーが特徴的で、私の店にしては珍しい20代後半の男性客です。
お話を聞かせていただくと、日常の生活に雪駄を愛用していて、痛みが激しくなり新しい雪駄を用意したくて呉服店さんを尋ねて歩いていたそうです。
見かけと違って礼儀正しく、和文化にも興味をお持ちで、カーリーヘアーからは想像しにくい感じでした。
しかしその彼は、ご実家の農業が絶えた後をもう一度復活させたくて、農業を学びに石川県に来られたそうです。
雪駄の話から彼の志を聞くこととなり、農業という厳しい世界に夢を持って臨もうとしている純粋な考え方に応援したくなるものがありました。
その片方で「若いっていいな~」。
そんなことを思い返すものがあり、後先考えずに突き進んだ青春時代を懐かしく思った次第です。
それに比べたら今はどうでしょう。
随分打ちのめされていて、気が小さくなっていることに気づかされます。
いつしか私は息子に語りかけるかのように、苦い経験を語っていましたが、素直に耳を傾ける人間性に学ぶものがありました。
年に何度かこのような志を持つ20代のお客様に出逢うことがありますが、その純粋さに触れるとビジネスと違った幸せ気分に染まるものです。
自分のことではないのに、それがとっても嬉しく思います。
一期一会の出逢いを大切にしないといけませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。