単衣用の着こなしを水色の小紋でコーディネート・そして自分に問いかけてみたい「こだわりの種」

京都の仕入れ先が店に寄ってくれていますが元気な話を聞くことができません。

空元気でもいいから刺激をいただけたらと思っていても、現状は甘くないようで、着物消費の鈍さが気持ちを腐らせるものがあるようです。

そしてそれが、気持ちの伝染病みたいになっていて、新しい取り組みが乏しいことに寂しさを感じています。

それは私にも言えることで、みんなと一緒であってはいけないと思っています。

心に潜む見えない敵と戦いながら、何にこだわりたいのかを明確にして、そして、具体的に着物愛好家に問いかける姿勢が、新しい風を呼び込むのだと言い聞かせたいです。

その意味でも、こだわりの種を探し、その種を育てる取り組みが望めれるのでしょう。

私たちの業界は信念がないと生きていかれない時代になっているのかもしれませんね。

今日は幾何学模様で組み合わせた、単衣用の着こなしを紹介してみたいと思います。

 

DSC_0005komonnwoko-dhine-to8gatu.JPGそれが水色の小紋でコーディネートしたものです。

装いに重さがなく、あっさりした着こなし方で、それが返ってよそ行きっぽく見えませんか?

合わせた塩瀬の帯に金のラインが入っているからでしょうが、季節感を問うような模様も入ってなくて、単衣時期のお茶席にも活用の場を広げられることでしょう。

幾何学模様だけに年代層も幅広く、20代から60代の年齢層まで着れるのではないかな~

 

DSC_0006komonnwoko-dhine-to8gatu.JPG改まった席のことを考えて、帯〆と帯揚げを加えてみました。

あっさりした装いの中に、帯〆という一本の筋が通ったことで、品の良さを作り出すことができました。

単衣時期に色無地感覚で着ていただけるのではないかと思っています。

言葉を上手く使うことができませんでしたが、映像からマイルドなおしゃれ感を感じ取っていただけると嬉しく思います。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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