今日は展示会の後始末。売り場の解体作業みたいなものがあって、お客様を迎えられる状態ではありませんでしたが、なんとか落ち着くことができました。
こうして一つ一つ事が過ぎていって、振り返る間もなく駆け足で時を刻んで来たように思います。
ようやく一息付いたかと思えば月末に近づいていて、11月の店作りのことを考えないといけなくなりました。
過ぎる時間の速さを感じていますが、店を持つ者にとっては避けられないことなのかもしれません。
時代の変化や季節の移り変わりの中で、店の役割というものがあるように思っていますが、着物を消費される方が少なくなっているだけに、あぐらをかいていられなくなったこともあるのでしょう。
心が浮いたり沈んだりしながらも、常に創意工夫が求められていて、あくせくしているような気が致します。
これでいいのかと、立ち止まって考えることもありますが、もう少し頑張れば手が届く世界にロマンを感じるものがあるから諦めないでいられるのでしょう。
或るとき長女が苦しい店の状況を見ていて、私の耳元で、「どれだけピンチを乗り越えてきたことか・・・」
そんな意味合いの励ましにも似た言葉を明るい声でかけてくれたことがありました。
生前、妻もそんな素振りを見せてくれたことがありましたが、私の周りに良き理解者がいてくれることを幸せに思っています。
娘の言葉を耳にしたときに、静かに受け止めるしかありませんでしたが、商売に土俵際があるから真剣に仕事と向き合えるのかもしれません。
過ぎてしまえば、そのスリルが仕事を面白くしているのでしょう。
商売を続けていく中で、何が正しいことなのを問いかけてみても、私に分かるものではありませんが、志のある所に道が拓けるものではないかと思っています。
その意味でも土俵際の経験は、宝物を探し当てる価値ある体験なのかもしれません。
乗り越えても、乗り越えても、訪れるピンチがあることを忘れないようにして、次の一手を考えてみたいと思っております。
そんなことを言っている間にも、ハロウィンの日が近づいていて、娘たちは我が家で28の土曜日の夜にハロウィンパーティを開く企画を立ててくれています。
子供たちの家族全員集まると、身動きができなくなるのかしれませんが、みんなの笑顔が見れるかと思うと楽しみです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。