今日は展示会の後始末。売り場の解体作業みたいなものがあって、お客様を迎えられる状態ではありませんでしたが、なんとか落ち着くことができました。
こうして一つ一つ事が過ぎていって、振り返る間もなく駆け足で時を刻んで来たように思います。
ようやく一息付いたかと思えば月末に近づいていて、11月の店作りのことを考えないといけなくなりました。
過ぎる時間の速さを感じていますが、店を持つ者にとっては避けられないことなのかもしれません。
時代の変化や季節の移り変わりの中で、店の役割というものがあるように思っていますが、着物を消費される方が少なくなっているだけに、あぐらをかいていられなくなったこともあるのでしょう。
心が浮いたり沈んだりしながらも、常に創意工夫が求められていて、あくせくしているような気が致します。
これでいいのかと、立ち止まって考えることもありますが、もう少し頑張れば手が届く世界にロマンを感じるものがあるから諦めないでいられるのでしょう。
或るとき長女が苦しい店の状況を見ていて、私の耳元で、「どれだけピンチを乗り越えてきたことか・・・」
そんな意味合いの励ましにも似た言葉を明るい声でかけてくれたことがありました。
生前、妻もそんな素振りを見せてくれたことがありましたが、私の周りに良き理解者がいてくれることを幸せに思っています。
娘の言葉を耳にしたときに、静かに受け止めるしかありませんでしたが、商売に土俵際があるから真剣に仕事と向き合えるのかもしれません。
過ぎてしまえば、そのスリルが仕事を面白くしているのでしょう。
商売を続けていく中で、何が正しいことなのを問いかけてみても、私に分かるものではありませんが、志のある所に道が拓けるものではないかと思っています。
その意味でも土俵際の経験は、宝物を探し当てる価値ある体験なのかもしれません。
乗り越えても、乗り越えても、訪れるピンチがあることを忘れないようにして、次の一手を考えてみたいと思っております。

ハロウィンの小物
そんなことを言っている間にも、ハロウィンの日が近づいていて、娘たちは我が家で28の土曜日の夜にハロウィンパーティを開く企画を立ててくれています。
子供たちの家族全員集まると、身動きができなくなるのかしれませんが、みんなの笑顔が見れるかと思うと楽しみです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







