お客様に頼まれた婚礼の着物着付けがあり、朝の7時前に店を開けたもので、随分長く仕事をしていた気が致します。
青空が広がる気持ちのいい一日で、こんな日は着物が似合いますよね~
着物を着て店を訪れてくれたお客様がいらっしゃいましたが、着付けをさせていただいたご家族の結婚式がお天気の恵まれて本当に良かったと思っております。
さて今日は、この秋に出会いをいただいた県外のお客様からグレー系の紬を紹介して欲しいとの相談がありました。
私より年上のおしゃれな方で、ご希望に添うものであるか心配なところがありますが、いくつか紹介させていただきたいと思います。
まず先に、ここにアップさせていただいたちぢみ結城紬は、東京の展示会にてお目に留められていた着物です。
吉野間道のおしゃれ袋帯でおしゃれ感を表現してみました。
とてもスッキリしてお似合いではなかったかと思います。
こちらの紬は信州伊那紬というもので、地色はグレーとなるものです。
無地場にピンクの緯糸は織り込んでいる点がこちらの着物の味かと思っています。
しかし単衣用としては着にくく、袷用に紬だと解釈されてください。
こちらは牛首紬を染めた着物で、色は紫の色をおびたグレーになります。
蒔糊(まきのり)の染で、斑点のように染める技法を使ったものです。
牛首紬の特徴となる糸の節も全体に映し出されています。
こちらは伊那紬よりも色が浅いグレー地の信州紬になります。
縞柄になっていることが見てとれるかと思いますが、スッキリしていて帯が合わせやすいのではないかと考えております。
こちらは絣糸がグレーになった琉球絣になります。
地色はベージュで、紬らしい着物ではないでしょうか?
よけいなお節介化と思いましたが、アップしてみました。
最後に紹介させていただくのは、グレートとブルーグレーの段ボカシで織られた十日町紬になります。
右下の影が出てしまいましたが、ここにアップした中でもっともリーズナブルな価格帯の紬と言えるでしょう。
縞柄になっている点の見逃せない特徴かと考えております。
この6点を紹介させていただきますが、私は最初のちぢみ結城紬がお顔映りが良かっただけに、お勧めさせていただきたいと思います。
お談話を入れさせていただきたいと考えていますが、何かご要望があればお聞かせください。
さて、先ほど次女の家族が店に来て、新居に引っ越しを済ませたことの報告を受けました。
しばらく一緒に我が家で過ごしていただけに、淋しい気持ちがこみあげてまいります。
しばらくで一人暮らしも慣れるでしょうが、娘たちと生活していて、夕飯の支度がしてあったことがとても助かりました。
再び明日から、スパーへ買い物に走らなくてはなりません。
邪魔くさいことですが仕方ありません。
そういえば、今晩は町内の夜回りをする当番であることを思い出しました。
頼れる人間がいないので、今日はこれでは閉店とさせていただきます。
急がなくては・・・
では、お休みなさい。