2018年度の新作浴衣の仕入れを終えてみて・そして「和柄Tシャツ」と「風呂敷」の話

I風呂敷包み

二日間の京都出張で20件近い仕入れ先を廻ってまいりました。

 

この2月は浴衣関連商品を中心とした夏物が発表されることもありまして、全国から同業者が京都に集まっていた感じがしましたが、北陸からの着物専門店さんは少なかったようです。

 

出張の初日に仕入れ先を回っていると、サンダーバード(電車)が雪で運休になっているのかと尋ねてくる担当者もいまして、北陸地方に降った雪を気にかけていました。

 

初日はミゾレ交じりの雨が降り続けていましたが、雪国を離れることができて意気揚々と仕入先を廻ることができました。

 

 

 

竺仙さんの藍染浴衣
竺仙さんの藍染浴衣

今回の出張での大きな目的のひとつは浴衣の手配になりますが、東京から竺仙さんが、九州の博多からが西村織物の博多帯が京都で新作が発表されることもありまして、本物志向の浴衣を格に売り場を構成したいと考えているだけに、今回の機会を見逃すことはできません。

 

昨年は浴衣関連の商品が不振だっただけに仕入れを抑えようと思っていましたが、会場に足を踏み入れてしまうと歯止めが効かないものです。

 

「今年もこの路線で勝負をするぞ~」と、呟くもう一人の自分がいて、それぞれの会場を訪れて注文を入れてまいりました。

 

シーズンを迎える頃になって、商品量に後悔するはめになるのかもしれないが、そのことよりも本物志向の店であることを認知していただくために、何をどうしたらいいかをこれから考えてみるつもりです。

 

しかし、それだけでは売り場に新しい風を吹き込むことはできないかもしれません。

心のどこかでそんな危機感を持っていて、この夏は新しい事にもチャレンジできないかと考えていましてね~

 

 

 

和柄Tシャツ
和柄Tシャツ

そこで、白羽の矢を当ててみたいと考えているのが「和柄Tシャツ」です。

 

過去にも和柄Tシャツを採りあげたことがありますが、当時は様子を見る程度の取り組み方でした。

 

 

着物専門店を目指す店として和柄Tシャツがふさわしい商材であるのかを迷うところがありまして、取り扱いを止めていましたが、採り上げている店は結果を残していることを聞かされると、こだわるのであれば新しい風を起こすことかと思えるようになりましてね~

 

それでも和柄と言えども洋装の世界だけに、私の独断で採り上げるには不安が残ります。

 

 

 

和柄Tシャツ
和柄Tシャツ

 

 

和柄Tシャツ
和柄Tシャツ

そこで店のスタッフや娘たちを相談して、検討してみることにしました。

私としては初夏からの売り場作りの刺激剤となる商材にしたいと考えていますが、娘たちの目線は何を思うのかが気にかかるところです。

 

 

 

 

I風呂敷包み
風呂敷包み

そして、2月は風呂敷にスポットを当てたくて、下の娘からも新しい風呂敷を見て来て欲しいと頼まれていたこともあり、風呂敷のメーカーさんにも足を向けてきました。

 

今月の23日は「つ(2)つ(2)み(3)」の語呂合わせから風呂敷の日と言われていましてね~

そのこともあり、風呂敷の演出を女性陣に考えてもらっています。

 

彼女たちの期待に応える意味でも新しい商品やネタを手にしてこなければなりません。

 

 

 

I風呂敷包み
風呂敷包み

 

 

風呂敷バッグ
風呂敷バッグ

重責をこなせたのか分かりませんが、鮮度のある店が作れればと幾種類かの新商品を選んでまいりました。

 

他にも様々な専門分野の仕入れ先を尋ねて店の戦力になる商品を選んでまいりましたが、行く先々で、判断を迫られるものがあり、とても疲れました。

 

今回の出張で気分よくいられたのは、仕入れ先の担当者とお酒を酌み交わしていて時間だったかもしれません。

乙な京都の夜を楽しむことができて良い骨休めになりました。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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