風呂敷の提案をしていることもあるのか、春先から年度末にかけて風呂敷がいつもの月よりも動きがよく、贈り物として、まとまった数のご注文をいただくこともあります。
今日もそのようなご相談をいただきましたが、風呂敷にこだわりを持つ店としてはとても嬉しく思うものがあります。
そこで今日は防災グッズとしても使える新しいタイプの風呂敷を紹介してみましょう。
それは風呂敷が給水袋にもなるという提案ですが、その効果をためしてみましたのでご覧ください。

撥水加工風呂敷
受験に使ってみたのは竹下夢二のつばき模様で、撥水加工された幅が100㎝角のポリエステル地の風呂敷です。

しずくバッグの作り方
この風呂敷を”しずくバッグ”にしてみました。
作り方は、ここにアップした説明書きをご覧になれば、簡単に作れるものです。

しずくバッグを作る
出来上がった”しずくバッグ”をアップしてみましたが、単なる物を入れるだけのバッグとしてもお使いになれるものです。

撥水加工風呂敷に水を入れる
このバッグを給水袋として水を注いでみましょう。

撥水加工風呂敷に水を流し込む
2リットルのペットボトルにいっぱいになった水を給水袋に移してみました。

撥水加工風呂敷が給水袋に・・・
バッグに水が入りましたが、どこからも水が漏れてくることはありません。
給水袋としての役割を果たすものになっていることがお分かりいただけたかと思います。

撥水加工風呂敷を絞り出すように力を加えると水滴が落ちます。
このように力を加えると水滴が落ちてきて、水を大切に使うこともできる優れものの風呂敷かと思っています。
ここでは給水袋として紹介させていただきましたが、撥水加工がなされている風呂敷なもので、雨風でのときなどは、バッグカバーとしても役立てていただけますし、濡れたものを包むときや、シートとしても活用することができます。
勿論普通の風呂敷としても使っていただけるものです。

給水袋の作り方
給水袋は撥水加工がされていたに風呂敷でもレジ袋と合わせて作ることもできますが、突然の雨や外出時の災害に遭遇したときの緊急時に、持ち物の中に忍ばせておくと役立つのではないでしょうか?

撥水加工風呂敷
当店では100㎝幅の撥水加工風呂敷を幾つか用意していまして、お値段が、水玉と縞柄は税別¥3,000で、映像にある黄色にグリーン、そしてつばき柄は税別¥3,500の品になります。
昔から”備えあれば患いなし”ということわざがありますが、防災グッズの一つとして、このような水に強い風呂敷をご用意されておかれると安心ではないでしょうか?
いずれにしても、たかが風呂敷かもしれませんが、日本の風呂敷が日進月歩、進化し続けていることを頭に留めておいていただけたら、風呂敷を取り扱う店としては幸せに思うものがあります。
3月という月は年度末とあって、職場の移動や退職される方もいらっしゃることでしょう。
言葉を変えるなら、お別れの季節といえるのかもしれません。
お世話になった方に、心ばかりの贈り物をしたいと考えていらっしゃるようであれば、風呂敷を活用されてみるのもよろしいのでは・・・
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







