20日(金)からの御召展に向けての会場準備は今日も続けられていて、根気との勝負になっております。
別会場で展示会を開くのとは違って、店内の商品も動かさなくてはならず、なはなか着物コーナーまでたどり着くことができませんが、少しでも店の娘たちを綺麗に見せることができればと悪戦苦闘中です。

きものバッグコーナー
それにしても店内には和雑貨や和装小物など、商品が沢山ありすぎて収まりがつきません。
これらすべてが店の在庫かと思うと頭が痛くなります。
こんな店でも店の特徴を聞きつけて、新規のお客様がお越しになられますが、今日も先日の十三詣りにお詣りいただいた方が、私の店に当日の十三詣りのスナップ写真があったことを教えてもらったみたいで、金沢からその写真を見せて欲しいと二人のお母さんがお越しになられましてね~
着物姿がとても印象に残る娘さんたちで、十三詣りの話で盛り上がり、いろんなお話をさせていただくことができました。
暖かな晴れの日で天徳院というロケーションがとても良かったことや、赤飯や五色饅頭のお土産までいただいて、娘さんたちも喜んでいたことを話してくださいましたが、お二人とも着物に少し関心を持っていらっしゃって、店内の商品を見て話題は着物の話に・・・
私の店のPRもさせていただきましたが、お一人の方から”着物の値段てどうなっているの?”との質問がありましてね~
体験談から疑問に思うところがあったのでしょう。
ある呉服店で販売価格がだんだん下がっていって、半額以下のお値段にするからと言われたそうですが、それでも利益が取れるんでしょう?
そのような商売のやり方をする店は、どこの店であるかがおおよそ想像が付きますが、襟を正す接客法ではないように思っていて、初めから割引きするためのお値段が付いていて、特別なお値段を提示することで、お客様の心を惹きつける接客法ではないでしょうか?
お客様を輝かせる接客法とは少し違っていて、和装業界にとって信頼と安心を失う行為かと考えております。
なによりも、親身になって相談に乗ってくれる店を見つけることが大切であることをお二人には話をさせていただいたのですが、何を選択すかはお客様が判断されることで、私の想いをお伝えさせていただいた次第です。
聞く耳を持つ方だったので、楽しく時間を過ごすことができました。
後ほど、お写真のデーターをメールで送ることをお約束して店を後にされましたが、店にはいろんな目的を持って新規のお客様がお越しになられます。
一期一会の出会いで終わることもあれば、忘れたころに来店される方もいて、短時間で印象を残す接客がリピーターに繋がると考えている私です。

西陣御召の無地
ところで、御召の着物について情報を流したいと思っているのですが、染めた着物とは違って表現法が難しくてね~
会では御召の無地も紹介させていただきたいと考えていて、これからの季節にふさわしい単衣の無地をここにアップさせていただきました。
おまけ写真みたいになりましたが、しなやかな張りと紋織りになっているところが御召作家・曽根武勇氏の着物です。
最後のこの画像をアップして、今日のブログ記事とさせていただきます。
では、これにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







