今日で4日間の御召展の幕が閉じました。
店から投げたボールが返ってきたという結果に終わった訳ではありません。
それでも、半年に一度くらいは、きもの専門店らしい商品を紹介したいと考え取り組んだ会だっただけに、曽根武勇氏の御召を採り上げてみてよかったと思っております。
一握りのお客様だったかもしれませんが、曽根氏が作られた御召の魅力を知っていただけたのではないでしょうか?
私も採り上げる前と会が終わった後では御召を見る目が変わっていて、曽根氏の優れた技に心を惹きつけるものがありました。
欲を言えば、曽根氏の作品をもう少し多くの方に手に触れて欲しかったですが、それが叶わなったことが心残りでなりません。
このような機会を通して、信頼と安心を築いて行くことが私の目的としていて、足をお運びいただいたお客様には、そんな想いも感じていただけたのではなかと思っております。
またいつの日か、曽根氏の御召を採り上げてみたいです。
そして力をお貸しいただいた仕入れ先の方には心から感謝致します。
ありがとうございました。
これからも焦らずにこの店の役割を果たしていきたいと考えておりますが、展示会の後始末を終えたならば、店のシフトは一気に初夏の装いへと移り変わります。
早くも次の企画を水面下で考えておりまして、その中心にあるのは浴衣です。
ここに竺仙さんの綿絽浴衣を夏の博多八寸帯で夏着物のようにしてコーディネートさせていただきましたが、今年も浴衣にこだわりたいと考えています。
しかし昨年と同じことをしていては何も変わらないように思えて、今年は浴衣で遊ぶ場を作りたいと思っているところです。
数日前から構想を練っているところで、その一つに浴衣パーティを開くことができたらと考えていましてね~
どうなるか分かりませんが、それを目標にして浴衣を展開したいと思っていて、再び仕事に負荷をかけることになりますが、お客様の笑顔を引き出せるきっかけになるものだと信じてチャレンジしてみたいと思っています。
店が採りあげた催事が終り、問題点を検証してみることも大切なことだと考えていますが、時間を戻すことが叶わないのであれば、踏み出すことに価値を生み出したいと考えています。
余計な仕事を増やすようですが、何か目標を持つことができたならば仕事にも張り合いが持てて、小さくても夢も現実のものに変えていくことができるのではないでしょうか?
こりない人間ですが、信頼と安心を築いて行くためにも、今できることを真剣に考えてみたいです。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。