或るテレビ局の番組制作会社から加賀友禅の取材電話・そして牛首紬をコーディネート

牛首紬をコーディネート

今日は展示会の後始末。ところが店を開けて間もなく、着付け教室の先生や生徒さんがお越しになられると、今日が着付け教室の日であることに気づかされ大慌て。

 

着付け教室が予定されていたことを忘れていまして、段取り良く展示会の後始末を終えることができずに終わってしまいました。

 

一区切りついて緊張感が抜けてしまったのか、エンジンのかからない日だったのかもしれませんね。

こんな日は温泉にでも入って気分転換を図りたいものです。

 

ところで、閉店間際に朝日テレビの番組を作る制作会社から、深夜11過ぎの番組で加賀友禅を採り上げたいと考えていて、ついては取材協力をお願いできないかとの電話がありましてね~

 

その番組は、私も見たことのある1時間のバラエティー番組です。

 

その方の話では、女性のタレントさんが加賀友禅を拝見させていただいた後に、加賀友禅を着て金沢の街を歩くという流れで番組を作りたいとのことでした。

 

誠にありがたいお話ではありますが、加賀友禅を着るということは加賀友禅を貸し出すことを意味していて、受け入れがたいものがあります。

だけど全国放送となれば加賀友禅のPRにもなりますし、なによりも店の宣伝にもなります。

 

 

収録はゴールデンウィーク明けを考えているとのことで、返事に困るものがあり、半日考えさせて欲しいことを伝えて電話を切った次第です。

 

私の想像ですが、提案をいただいた番組は、加賀友禅を着て金沢を歩くことを目的としていて、呉服店の協力は単なる黒子みたいな役割かと思えるものがありましてね~

 

お電話をいただいた方のお話では、今晩、番組編成会議があり、内容が変わるかもしれないことも話されていましたが、誰も受け入れてくれる先がなくて、私の店に電話が入ってきたのかもしれません。

 

そうであったとしても、このような話が舞い込んでくることは喜ばしいことなのかもしれません。

 

 

以前にも全国紙の雑誌に店の商品を載せてみないかとの打診には掲載料がかかり断念。

 

昨年の夏には地元テレビ局から浴衣を採り上げたいとの相談があり、店のPRになればと、取材のために使う男物の浴衣を卸したことがあります。

 

しかし、今回は放送に料金が発生するこのでなく、問題はタレントさんに着ていただく加賀友禅が必要となれば、すんなり受け入れられる話ではありません。

再び明日、電話が入るかと思いますが、どうしたものかと考えているところです。

 

世間から一流店と認められるまでに至らない店は、コストをかけないでPRすることなんてできるものではありません。

そのことを承知しながらも、経費をかけないでこの店を広く知ってもらえるものになれなと毎日投稿をしています。

 

無駄な時間を使っている気がしますが、そんな想いに駆られているときに、今回のような電話をいただくと、店の宣伝の近道になる気がしてなりません。

 

どこかで舞い上がっているところのもあり、心が揺れ動いていることも確かです。

 

田舎者丸出しになっていますが、冷静に物事の判断をしないといけないと思っております。

 

 

でも、どうしょう・・・

 

 

 

 

牛首紬をコーディネート
牛首紬をコーディネート

 

これは地元牛首紬を、一段と味わい深くコーディネートしたものです。

 

帯に面白味を感じていただけるかと思いますが、この写真を撮っているときに、店に来ていた6月で3歳になる長女の娘・音羽(おとは)が興味深く見ていましてね~

 

 

これまでカメラのレンズを向けると、じっとしていなくて、フレームの中に納まることのなかった孫が私を撮ってと言わんばかりに寄り添ってくるもので、パチリ・・・

 

 

 

 

孫の音羽(おとは)
孫の音羽(おとは)

 

こんなにじっとしていたのは初めてで、しばらくの間モデルになってもらいました。

 

本人も画像を見て喜んでいましたが、会話が通じ合うようになって成長の後を感じています。

 

そして、音羽の妹・奏絵(かなえ)は明日が満1歳の誕生日です。

歩き始めて目が離せませんが、とにかく4月は目出たい月で、まとめてバースデーパーティができたらと考えているところです。

 

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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