今日も量販店に置いている品に心を奪われる物がないといって、店を覗かれたお客様がいらっしゃいました。
店のホームページをご覧になられてお越しになられたのではないかと思いますが、お客様の目的は博多織の紗(しゃ)織り半巾帯を他の店で探しても見当たらないそうです。
店では紗織り半巾帯を多くの品揃えをしていまして、お気に召した色合いの品が見つかって本当に良かったと思っております。
このような出会いは他にも数件ありまして、納得できる浴衣や帯をお探しになられている方が多いことを感じさせられています。
その意味で、ホームページやブログなどのSNSが店作りの一角を担ってくれていたのでしょう。
情報発信が足りていないと思っていただけに、嬉しく思うものがありました。
こうして少しずつですが浴衣関連商品が一つ一つお嫁入りしていて、今年ゆかたを用意してみたいとお考えの方は、早めに対応されてみてください。
さて、今日も店にある商品の中から一押しの浴衣を紹介させていただきます。

竺仙さんの綿紅梅小紋を麻八寸帯でコーディネート
その浴衣地は竺仙さんの白地の綿紅梅小紋で、まず最初の夏着物として麻八寸の名古屋帯でコーディネートさせていただきました。
涼し気で大人の着こなしを味わっていただけるのではないかと思っていますが、それにしても藍色を基本ベースにした夏の装いって心が落ち着くと思われませんか?
特別なおしゃれをしている訳ではありませんが、惹かれるものがあります。

竺仙さんの綿紅梅小紋
この綿紅梅小紋の「紅梅」とは、たて糸とよこ糸に一定間隔で太い糸を織り入れ、格子状の畝(うね)を表した織物で、綿糸を用いた生地を綿紅梅といい、絹糸を使った品を絹紅梅と呼んでおります。
こちらの画像からも格子状になった生地の風合いが見て取れるかと思いますが、とても軽くて通気性もよく、夏着物として肌触りの良いものなんですよ・・・

竺仙さんの綿紅梅小紋のゆかたコーディネート
この綿紅梅小紋を夏の縁日や花火大会に着て行こうと思ったら、単衣の半巾帯でコーディネートしたらゆかたとしてお召しになれるものです。
ここではワイン系の博多織のゆかた帯で装いを整えてみました。
正統派の着こなし方かと思っていますが、このような上質のゆかたには絹素材のゆかた帯がお似合いかと考えております。
ご自身の体格に合った寸法でお仕立てを加えて、心地よい日本の夏をお過ごしいただけたら素敵でしょうね~
流行や年代幅も問わない雰囲気を持っていいまして、お勧めさせていただきたい一品です。
ゆかたにもいろんな種類がありますが、このような浴衣地を手にした方は安心が買えることでしょう。
どうか、ゆかた選びの選択肢の中にこの店の存在を頭に入れて考えていただけたら嬉しく思います。
参考にされてみて下さい。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







