雲が太陽をさえぎり祇園祭の時期にしては、かつてない涼しい日ではなかったでしょうか?
鉾(ほこ)が立ち並ぶ四条通りは、いつもと変わらずビルの間を車が行き交い、歩道には観光客で集まり、立ち止まって鉾の写真を撮っている人で溢れ、蛇行しながら歩かねばならない状態でした。
その中を外国人観光客はキャリーバッグを引きずりながら歩いている人も多く見かけ、視界には日本人の浴衣姿も目に入ってくる訳ですが、その光景は現代社会に遠い昔の賑わいがタイムマシーンで現れたかのようで、どことなく違和感を感じるものがあります。
日が暮れればその様子も変わるのでしょうが、とにかく国内外から多くの人が集まる祇園祭です。
その一角を通り過ぎると、目的とする仕入れ先の展示会場があり、賑わいのある場所から数百メートル離れるだけで人通りは少なくいつもの京都が目の前にあることに安心を覚えます。
ここで京都のお客様お二人の再開があった訳ですが、以前と変わらな様子に気持ちがほころぶものがありました。
そして、ひとまずお茶を飲んでいただいてから、着物をご覧になっていただくとに・・・
お二人とも着物を見ることが大好き方々で着物愛好家でもあるもので、いろんな商品に目が届き、私のサポートがなくても仕入れ先の担当者と会話が弾むお客様です。
その中にお気に召す品があったみたいで、お越しいただいて良かったと思っている次第です。
これも一期一会かと感じるところがあります。
こうして出合いが持てたネットの繋がりに、これまでと違った店作りの可能性に道を開くものがある気が致します。
簡単なことではありませんが、信頼という二文字の重さを胸に収めて、日々努力を積み重ねることができたなら、新しい世界が広がると信じたいです。
考えさせられることの多い日常ですが、今日は違った世界を見ることができて本当に良かったです。
今後とも力になりたいと考えていますので、頼りにしていただけたら嬉しく思います。
楽しい時間をいただいて本当にありがとうございました。
ということで、京都の町は祇園祭で湧いていますが、暑さに負けることもなく鉾の横を通り抜けるだけで終わった一日でした。
それではこれにて・・・
お休みなさい。