雲が太陽をさえぎり祇園祭の時期にしては、かつてない涼しい日ではなかったでしょうか?
鉾(ほこ)が立ち並ぶ四条通りは、いつもと変わらずビルの間を車が行き交い、歩道には観光客で集まり、立ち止まって鉾の写真を撮っている人で溢れ、蛇行しながら歩かねばならない状態でした。
その中を外国人観光客はキャリーバッグを引きずりながら歩いている人も多く見かけ、視界には日本人の浴衣姿も目に入ってくる訳ですが、その光景は現代社会に遠い昔の賑わいがタイムマシーンで現れたかのようで、どことなく違和感を感じるものがあります。
日が暮れればその様子も変わるのでしょうが、とにかく国内外から多くの人が集まる祇園祭です。
その一角を通り過ぎると、目的とする仕入れ先の展示会場があり、賑わいのある場所から数百メートル離れるだけで人通りは少なくいつもの京都が目の前にあることに安心を覚えます。
ここで京都のお客様お二人の再開があった訳ですが、以前と変わらな様子に気持ちがほころぶものがありました。
そして、ひとまずお茶を飲んでいただいてから、着物をご覧になっていただくとに・・・
お二人とも着物を見ることが大好き方々で着物愛好家でもあるもので、いろんな商品に目が届き、私のサポートがなくても仕入れ先の担当者と会話が弾むお客様です。
その中にお気に召す品があったみたいで、お越しいただいて良かったと思っている次第です。
これも一期一会かと感じるところがあります。
こうして出合いが持てたネットの繋がりに、これまでと違った店作りの可能性に道を開くものがある気が致します。
簡単なことではありませんが、信頼という二文字の重さを胸に収めて、日々努力を積み重ねることができたなら、新しい世界が広がると信じたいです。
考えさせられることの多い日常ですが、今日は違った世界を見ることができて本当に良かったです。
今後とも力になりたいと考えていますので、頼りにしていただけたら嬉しく思います。
楽しい時間をいただいて本当にありがとうございました。
ということで、京都の町は祇園祭で湧いていますが、暑さに負けることもなく鉾の横を通り抜けるだけで終わった一日でした。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






