男物の白地浴衣を羅の角帯と鳥獣戯画の扇子でコーディネート・そしてウインドーから伝えたいこと!

7月の店のウインドー

月が7月に替わり、いよいよ浴衣商戦も終盤戦を迎える頃となりました。

 

前半戦の浴衣の動きは例年以上に良かったものの、中盤戦が伸び悩み、消費者の浴衣の肝心度が高いのかそうでないのかが掴みきれないでいますが、浴衣を着て楽しむ季節が訪れただけに、この店を意識していただかる取り組み方が求められます。

 

お客様が店を覗きたいと感じていただける店にしないとなりませんが、これが容易ではありません。

引き続きSNSでも店の浴衣情報を発信や浴衣の無料着付け教室も続けていきたいと考えていますが、店の情報が行き渡っていないことが気にかかります。

 

競合店も増えているだけに、次の一手を用意しないといけないと考えております。

 

 

 

 

7月の店のウインドー
7月の店のウインドー

 

まずはウインドーを上手く生かすことができればと、雰囲気を変えてみました。

 

人を寄せる奇策と言えるものではありませんが、店の玄関だけに競合店との違いを少しでもご理解いただけるものであればと思っております。

 

 

ところで夏祭りや花火大会が迫ってくると、慌てて既製品の浴衣を買いに走る人が少なくないかと思いますが、できれば、ご自身の体格にあったものをご準備されることをお勧めしたいと思います。

 

特に男性の方は身長に合った身丈がカッコよく見えるだけに、浴衣を選ばれる際は注意を払って下さい。

 

 

 

 

白っぽい男物浴衣をコーディネート
白っぽい男物浴衣をコーディネート

そこで今日はシンプルな男物浴衣地をカッコよくコーディネートしてみました。

 

浴衣地は白地に細い縞が入った綿麻素材で、夏の定番ともいえる男物の着物です。

 

この浴衣に夏用の羅織り角帯と桐下駄、鳥獣戯画の模様を入れた男物センスで組み合わせたものです。

合わせた小物の色合いのトーンが白地の浴衣に合っていて、とでもダンディーでしょう。

飾らなくても男の魅力が伝わってくる着こなし方かと思えます。

 

こちらの浴衣地を体型に合わせてお仕立てを加えるとカッコよくなるんですね~

反物は税込価格¥19,440の品で、別途1万円のお仕立て代が必要となりますが、既製品とは違って仕立て方にもこだわりがあるので安心して着ていただけるものです。

 

参考にしてみてください。

 

 

さて、明日は仕入れ先が多く集まっている京都へ向かいたいと思っていますが、早いもので、和雑貨を採り上げている会社では、来年の干支飾りが発表になるんですね~

 

夏はこれからというのに、秋を飛び越えてお正月商品をセレクトしないといけないなんて、普通のお勤め人の方には信じられない話かと思います。

 

来年の干支は「亥」(いのしし)、亡き妻の干支です。

昨日は妻の月命日で今朝お花参りをしてきましたが、今も妻が元気だった60歳になります。

 

妻がいなくなって10年が経ちました。

どれだけ月日が流れても妻の存在を忘れたことっはなく、「お母さんがいたなら!」と、考えてしまうことが絶えません。

 

子どもたちの家族のこと。店の経営やこの先の店作りのことなど、そばにいてくれたなら、ハッピーなことは倍に膨らみ、辛いことは半分にできたかもしれません。

 

それでも欠けてしまった人生を歩んでこれたのは、妻が心の奥に生きているからかもしれません。

妻に叱られたり励まされたりしながら、今日という日を迎えられているのでしょう。

 

戻せない時間、待ってくれない時間。

後悔があっても、何もかも受け入れて未来に手を伸ばすことが妻への供養だと思っています。

 

今日も或ることを妻に頼んできましたが、どんな時も私に寄り添ってくれていて感謝しています。

 

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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