先日開催させていただいた浴衣パーティーがとても良かったと、ご参加いただいたお客様からの喜びの声が毎日届いていて、主催者側としてとても嬉しく思っております。
そしてその後について来るお客様の言葉は「12月のクリスマスパーティーを楽しみにしているから~」、との声。
中にはクリスマスパーティーまでに一人で着物が着れるように着付けを習いたいとの声も届き始めていて、反響の大きさに驚かされています。
この仕事を通して、おしゃれな着こなしを伝えたいとか、一人でも多くの人が着物が着れるようなるためにはどうしたらいいのかと、一筋縄では動かせない重い歯車を動かしていましたが、その脇から潤滑油が差されたように歯車が動き出し不思議な気持ちでいるところです。
そんな声に背中を押され、早速、12月に開くパーティーのことで近くにあるホテルを2件訪ねて、何ができるのかを相談してまいりました。
なんと気の早いことかと思っていますが、12月の9日(日)か16日(日)のいずれかを選択して、着物パーティーを開きたいと考えているところです。
こんな感じで、後先考えづに物事を動かしてしまうのが自分で、到達点まで駒をどうして動かすかは後回し。
これから考えてばいいと思っている単純な人間ですが、私のテリトリーの中でお客様に喜んでいただけるものであれば、何にでもチャレンジしてみたいと思っています。
12月のパーティーは忘年会になるかクリスマスパーティーなるかは決めておりませんが、前向きの動き出したことだけご報告しておきます。
この画像は、単衣時期や盛夏の時期にふさわしいカジュアル系の下駄です。
桐下駄に竹を編んだ畳を取り付けたもので、上質な浴衣や小千谷縮、カジュアル系の小紋や紬に合わせておしゃれを楽しんでいただける履物です。
それに鼻緒をコーディネートした、セミオーダーメイドの下駄。
素朴さがあっていいでしょう・・・
同じ素材で作られた下駄の台ですが、それどれに特徴がありまして私の知る範囲で説明を加えてみたいと思います。
かかとが5㎝でつま先2,5㎝の高さ下駄。
土踏まずのあたりがくり抜かれた形を右近(うこん)下駄といいます。
カジュアル感があり歩きやすく、滑り防止を兼ねて、桐下駄が擦り減らないように裏のゴムを貼り付けております。
合わせた鼻緒は浴衣で松煙染めというものがありますが、その松煙染の木綿生地で鼻緒を作ったものです。
こちらは先の右近下駄よりも1㎝高い6㎝の高さのものでつま先は2,5㎝。底はゴム付き。
傾斜の加減が少し変わりますが、右近下駄の安定感に加えて粋さを加えた三味右近(しゃみうこん)下駄と称されるものです。(間違っていないと思うのですが?)
亡き妻の愛用していた形のもので、とても履きやすいと言っていました。
夏向きの科布(しなふ)で鼻緒を合わせてみました。
そしてこちらは三味右近の土踏まずをくり抜いていない船のような形をした舟形下駄で、私が草履下駄と呼んでいるものです。
草履に近い上品さがあり、安定感と歩きやすさは魅力的かと思っております。
かかと6㎝つま先2,5㎝の高さで、底はゴム付き。
正絹の縞柄の鼻緒で組み合わせてみました。
どの品も趣味性が高く、おしゃれな下駄かと思います。
注意していただきたいことは、天を畳表の感じで作られているので、雨振りの日は避けられることをお勧め致します。
季節的の10月頃くらいまで履けると思っているので、興味をお持ちでしたら気軽にご相談ください。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。