3連休最後の体育の日は見事な秋晴れとなり、台風の影響を受けたうっぷんを晴らすかのように、多くのマイカーが店の前を行き交っていたように視えました。
至る所でイベントが組まれていて、どこも盛況だったのではないかと思われますが、暑さが残っていて、着物でのお出かけは汗をにじませていたことでしょう。
着終わった後の汗取りなど、着物のメンテナンスを終えてからお片づけされてくださいね。
店は着物の汗取りやシミ抜きの仕事もしておりますので、どうか頭に留めておいてください。
この3連休は籠の鳥になって店を守っておりましたが、着物に関心を持たれているお客様が少なくてね~
それはネットの動きにも表れていて自身の力不足を感じずにはいられません。
そのような悶々とした中で仕事をこなしておりますが、改善点を探りながらも着物愛好家に頼りにしていただける店になれるために何が必要なのかを、これまで以上に知恵を出していかなくてはならないのでしょう。
一方で、ネットは個人生活に欠かせないものになっていて、あらゆる業種がネット対応に力を注ぐ時代になりました。
数日前に信頼を置いているブライダル貸衣装屋さんが店に来ていたときのことです。
貸衣装業界の動きを知りたくて、近況を聞かせてもらうと、ネットからの価格破壊に頭を痛めているとのことでした。
それも常識では考えられない価格で表示されていて、そのことでお客様に不信感を与えてしまうことがあるそうです。
このことはあらゆる業種で起きていることで貸衣装に限ったことではありません。
ネットは不特定多数に情報を流す力を持っているだけに、店作りの在り方を変えるものになりました。
便利な反面ビジネスをする側にとっては脅威になっていて、価格破壊を起こす引金にもなっています。
販売する側にとっては、安心して物を仕入れることができなくなっていて、適切な利益もいただけなくなっていると言えるかもしれません。
お客様を価格で惹きつけるネットでの戦略法は小規模店の経営を脅かしていて、それ故に、企業努力が求められますが、私のような凡人には極めたことのない山を登るがごとく苦労させられています。
どうしていいのか分からなくて、たった一人の人との結びつきが叶うものになればと、こうして記事を書いているものです。
合理的なやり方とは言えませんが、いつの日か花が開いてくれることを信じて、もう少し頑張ってみたいと思っています。
これはお香屋さんから出された組紐から作られた「亥年」の飾り物です。
お香屋さんが干支飾りをシリーズ化しておりまして、今年も組紐で猪の形を上手に作ったと思われませんか?
苦労したことでしょう。
これまで組紐の作品は、目などに白檀の玉を入れて白檀を香り付けにしていたのですが、今年は赤の敷物に匂い袋を忍ばせての登場となりました。
そのことでお値段も変わり、本体価格¥6,800となりました。
全長約11㎝の大きさで、香り袱紗(ふくさ)が敷物となります。
全て手作りで、作られる量が限られるだけに、興味のある方は早めにご注文をいただけたらと思っています。
他にも干支飾りが入荷していますが、来る10月19日(金)からの大島紬展の場にて発表させていただきたいと考えているところです。
まだ先の話ですが、どうか頭に留めておいてくださいね。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。