春が近づいていて、お子さんが入卒を控えていらっしゃる先は何かと忙しくしていらっしゃることでしょう。
毎年小学校の入学式に着物をお召になる方が多くいらっしゃることから、お若いお母さんの着物相談に乗ることができればと思っていますが、目だった動きが見られないことを気にかけています。
お着物の用意ができているから慌てることがないのかもしれませんが、着物を着る備えとして、事前に着物の点検を済ませておかれることをお勧めします。
着物や帯にカビや汚れがないか、きついたたみシワが入っていないか、長襦袢に半衿が付いているか、着物と長襦袢の袖丈や裄(ゆき)の寸法が合っているか、着物に合わせる帯〆や帯揚げが用意されているか、草履やバッグに異常がないか、そして、トータルコーディネートがきちんで出来ているかなど、着る前のチェック事項を済ませておかないと気持ちよく着物が着れないのではないでしょうか?
着物を着ることの少ない方にとっては大仕事といえますが、そのお手伝いをさせていただくのも地域に根付く呉服店さんの仕事かを考えています。
何も分からない時は、着物や小物を持ち込んで相談されることをお勧め致します。
お直しが必要とされる場合は、そのお仕事に一月近くかかることもあるので早めに行動に移してください。
面倒なことかもしれませんが、ハレの日を着物で迎えられる幸せを是非とも味わってみて下さい。

松竹梅の染帯で春をコーディネート
こちらのコーディネートは、そんなハレの日にふさわしい着物コーディネートかと思っております。
ヒワ系の色無地に松竹梅の柄を描いた淡いグリーン系の染帯で組み合わせたものですが、爽やかな着こなし方がとても素敵でしょう。
帯の柄でお目出度い日を祝い、白の半衿に季節を伝える桜花びらの地紋が入ったものを使い、優しい春の色合いで門出の日を演じたコーディネートです。
おしゃれで品のいい控えめな着こなし方だと思いませんか?
華やかな着物も素敵ですが、着て行く場や季節感を意識した着こなし方にも魅力を感じます。
時間がなくて、いつものようなコーディネート映像をアップすることが出来ませんでしたが、参考になればと思って記事にしてみました。
今日は来客の多い日で忙しくしていました。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







