椿まつりにてお煎茶のお茶会初体験・そして地域に存在する呉服店の役割を考えてみました

野々市市の椿まつり 店主のひとりごと

慣れない体験をしてまいりました。

というのは、お隣の野々市市で「椿まつり」が野々市市文化会館フォルテで開催されていて、お煎茶を習っていらっしゃるお客様がお点前をされるということで朝一番にお邪魔してみることに・・・

 

 

 

野々市市の椿まつり

野々市市の椿まつり

 

初めて会場に足を踏み入れたのですが会場を飾るのは椿の花。

いろんな種類の椿が生けてあってそれは見事でした。

 

その椿まつりに合わせてお茶を一服いただくことができる席が設けてあり、お抹茶席も在りましたがお客様は皇風煎茶を習っていらっしゃって、一席目に入らせていただきました。

 

恥ずかしい話ですがお煎茶の席は初めてとあって、お客様に正客を避けていただくことをお願いしていたので気楽にお茶をいただくことができましたが、その作法に奥深さを感じるところがあって驚くものがありました。

 

こんな機会をいただくことができたことに感謝したいと思います。

ありがとうございました。

 

 

ところで現在4月19日からの「卯月展」の案内状作りに四苦八苦していて、興味を持っていただけるメッセージの送り方って本当に難しいです。

 

今日も京都の仕入れ先が来ていて近況を聞かせていただきましたが、話題に出てくるお店は海老で鯛を釣る企画であったり大幅な値引きをしてお客様の興味を惹きつける販売方法が結果を残しているそうです。

 

その多くが社員さんが多い呉服店と聞いていますが、家業店の存在が薄くなっていて業界の未来が案じられます。

 

そうした中で何を伝えていくべきなのか?

安心できる商品を軸におしゃれの仕方や、着物を着た時の心地よさであったり着物が着れる場を作ることも大切かと考ええいますが、一方で着物が着れる人を増やしていくことや着物に対しての正しい知識を持っていただくことも重要かと思っています。

 

特にこの時期は入卒という人生の節目を迎える時期で、その節目を迎える人にとっては着物と向き合う時かと考えています。

しかし多くに人が着物初心者で、着物が着れなきて着物が分からない人ばかり。

 

着物に詳しい人のサポートが必要な人たちで、そんな人たちとの接点をどうしたら持てるのかを日夜考え続けています。

 

業界の発展に大きな役割を示すことはできませんが、せめてこの地域にお住いの着物初心者の方にお役に立つことができたならば何かが変わると思ってます。

 

その手始めとして伝えておきたいことは、着物を着る前に着物や帯の状態を確認しておくこと。

そして長襦袢に半衿が付いているかを確かめておいてください。

 

着終わったら、着物のメンテナンスを済ませてから片づけてください。

その仕事は初心者ができるものではありません。なので専門家に頼っていただけたら安心でしょう。

着物の鮮度を保つ秘訣かと考えています。

 

外部からいろんな情報が入る度に危機感を覚える訳ですが、何が自分に合ったやり方なのかを問い掛けながら、一つづつ駒を進められたらと思ってます。

 

取り止めのない記事になりましたが、これで閉店と致します。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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