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日々の仕事は同じ事のこり返しですが、これまで培ってきたことを継続し、それを守るって行くことが、とれだけ大変であることを感じます。
なぜなら、世の中は常に変化を求めていて、鮮度があったサービスや新しい取り組みが時間と共に飽きてしまう。
夢があったものも、いつしか重荷になり、廃棄物のようになることって普通にあることです。
私の店を見渡せば、四季の情報紙「あ・うん」や毎日のブログ記事、そして日本の四季と共に移り変わる店作りは、昔も今も変わることがありません。
店の細胞に血流を運ぶエネルギーのようなものです。
そのことがよく解っているだけに、常にモチベーションを高く持つことが難しくてね~
投げ出したくなる気持ちを隠すのに、必死だったかもしれません。
特に2月からスランプが続き何をするにしても迷ってばかり。
パワーダウンしていますが、大切なことから目をそむけないように努めていると、変化のない仕事にも力が湧きあがって来ました。
私に春が来たのかもしれません。
そして、苦心の末に157号の「あ・うん」が仕上がりました。
A3の用紙に記事を埋めてしまえば、苦労した足跡を覗くことはできませんが、どれだけ構成をやり直したことか・・・
この紙きれ一枚に店が大切にしたいことが詰まっています。
これで卯月展のご案内も含め、4月の販促物が揃いました。
見かけはよくないかもしれませんが、これが私流です。
目の前に春から初夏にかけての店作りを形にしたので、これからは青写真に添って情熱を注ぐだけです。
機動力が不足していますが、そこは密度でカバーできるよう知恵との勝負。
新たな気持ちでリセットできた一日でした。
この映像は、着なくなった赤い長襦袢を作り帯の再生したものです。
これまで、着物や羽織などから帯に再生したことは何度のありましたが、長襦袢から帯にしたのは初めてだったので紹介させていただきました。
このような再生の仕事もしているので、覚えておいてください。
それではこれで今日を閉じることに致します。
お休みなさい。