型絵染作家「荒川眞理子」さんと型絵染の話・10月に荒川氏の作品展を開きたいと思っています

型絵染に使う筆

長い一日になりました。

今日は型絵染の作家さんである荒川眞理子さんにお逢いするために水戸市まで日帰りで行って来たところです。

そのほとんどが電車の中で、狭い日本ですが、今日ばかりは長い旅をしてきたように思っています。

 

 

 

荒川氏の工房にて
荒川氏の工房にて

 

まず最初に、こちらの写真が今回初めてお会いした型絵染作家の荒川眞理子さんです。

水戸駅まで迎えに来てくれていまして、そこから車で荒川氏のご自宅兼工房へお邪魔させていただきました。

そこでご一緒に撮らせていただいた写真です。

 

 

 

結城紬に合わせた型絵染の帯
結城紬に合わせた型絵染の帯

 

結城紬に型絵染の帯を合わせたコーディネートですが、これは荒川氏の着物と帯で、長年に渡ってご自身で染めた帯を何本のお持ちで、組み合わせで変わる着物の表情を伝えていただくことに・・・

 

 

 

木綿の着物に合わせた型絵染の帯
木綿の着物に合わせた型絵染の帯

 

こちらのその一つで木綿の着物に合わせた型絵染の帯で、20歳の時に染めた帯だそうです。

何年たっても古く感じないのが型絵染だと思っていると話されていましたが、まさにその通りでした。

 

 

 

製作中の型紙
製作中の型紙

 

これは現在制作中の型絵染に使う型紙で、時間の合間を見て彫っていると話されていました。

 

 

 

型紙
型紙

 

これは型絵に使っていらっしゃる型紙です。

 

 

 

 

型絵染に使う筆
型絵染に使う筆

 

そしてこの写真は型絵染に使う筆で、筆先がないのが見て取れるかと思います。

染料になると水分を含んでいるので筆先がありますが、型絵は顔料を使うからで、刷り込むようにして染めているから刷毛のようになっているのではないかと解釈しています。

 

 

 

型絵染に使う筆
型絵染に使う筆

 

無造作にさまざまな筆をジョッキに入れていますが、描くもので筆の大きさを変えているのでしょう。

 

 

 

 

 

型絵染
型絵染

 

その筆で染めたのが、この型絵です。

 

この後に顔料で染めた個所を糊で伏せて、地色を染めれば味のある型絵の帯ができがるんですね~

 

 

 

型絵染の帯
型絵染の帯

 

これらは荒川氏の作品で、いまでも着物をお召しになられる折に愛用されているそうです。

 

 

まとまりのない記事になっていますが、荒川氏にお会いして、いろんな話を聞くことができてとても良かったと思っています。

 

私にも作品を作っていただくことをお願いしてまいりましたが、秋の神無月展で荒川氏に来ていただいて、型絵染の作品展を開くつもりで動き出しました。

 

もう少し分かりやすい記事を書きたかったのですが、時間に余裕がなくて申し訳ありません。

改めて今日も出来事と荒川氏の型絵染の作品を記事にできればと思っております。

 

では、これにて・・・
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