ピンク地に薔薇柄の撫松庵浴衣・そしてお客様相談に「NO」という言葉を使わないようにしたい

撫松庵の浴衣

蒸し暑い日になりました。最高気温が31℃くらいあったようで、暑さで元気を失いかけております。

 

願わくばこの暑さで、❝ゆかた❞に目を向けていただける方が増えて、ゆかた市場への刺激剤となるものになればいいんですが・・・

あまりにも動きが緩やかなもので心配になります。

 

 

店に相談にお越しになられるお客様は難しい相談が多く、着物のお直しも含めご要望にお応えするのに時間のかかる案件が多くあります。

 

いろんなケースがありますが、もっとも多いのが仕立て直し。

生地幅が足りなかったり、隠れた個所に問題を抱えていたりして、そのやりとりだけでも気を使いものがありまして心労が絶えません。

 

今日もお仕立て直しの難しい相談がありましたが、他に関西方面の方から蛍柄の浴衣地のことで相談をいただくことになり、お探しすることをお約束した次第です。

 

何を言いたいかと申しますと、お客様からご相談をいただいたことに対して「NO」ということは極めて少なく、呉服店が少なくなっているだけに、頼りにされていると思うとお断りが出来ず、できる限りお客様の願いに応えられるように心がけています。

 

そのような折に、今日も京都の仕入れ先が来ていまして、近況を尋ねてみると、廃業を考えている専門店さんが数件あるような話をしていました。

 

激動の時代に地域に根付く呉服店がいなくなったら、何処で相談したら分からない難民が増えて、益々着物離れが加速しても可笑しくない話です。

 

 

業界関係者の高齢化やレンタル着物を背景に呉服店の在り方が問われる時代になっていて、新たな価値観を生み出して行かないと生き残れないのかもしれません。

 

モヤモヤしたものが胸につかえていて、何をどうすればいいのかが分からなくなっていますが、いただいたご相談は、何があっても応えたいと思っているこの頃です。

 

 

 

 

撫松庵の浴衣
撫松庵の浴衣

 

こちらのコーディネートは撫松庵のセオ・アルファのプレタ浴衣とリバーシブルゆかた帯でまとめたものです。

 

ピンク地に薔薇をあしらった柄で、合わせた帯の色からエレガンスさが膨らみ、とても素敵なコーディネートかと思っております。

 

店に長く居座っているゆかたですが、このような映像の撮り方をすると生き返ったような表情を見せてくれるから感激です。

 

さすがうちの娘って感じです。

 

 

店のは多くの浴衣関係の商品が並んでいて、その中にはお客様とのご縁に恵まれない品もありませいてね~

このようにして、愛情をもってスポットを当てると輝くことを忘れないようにしないといけませんね。

 

今日は考える思考能力が衰えていまして、お伝えしたいことをクリアーにまとめることができませんでした。

中途半端な記事となりましたが、これで今日を閉じることとします。

では、お休みなさい。