けっこう忙しい一日で、昨夜は遅くまで遊んでいたこともあり疲れが出ております。
どうであれ、今日も頑張って記事を書いてみたいと思います。
以前お世話になったことのある関東方面のお客様から、この画像の紗織半巾帯の鍵盤柄のことで問い合わせがあり、画像を送ると嬉しいご返事をいただくことができました。
その件でいくつかご質問があり、私の答えが他の人にもお役に立つ機会になればと記事に採り上げてみました。
鍵盤柄の紗織り半巾帯は絹糸を使った博多織で、その風合いを例えていうのなら網戸のような織り方をしていて、通気性に優れた単衣帯(生地が二重になっていない一枚の帯のこと)になります。
帯は着物と違って胴を何重にも巻くので、紗織の細かな目が透けて見えることはありません。
そんな帯の性格から、お締めいただける時期は、盛夏となる7,8月を中心にその前後の単衣時期となる、5,6月と9,10月頃の期間もお締めいただけるものだと考えています。
合わせる着物は街着か浴衣関係になり、フォーマ系の着物に合わせる帯ではあちません。
タイミングよく紗織半巾帯(ゆかた帯)のご質問をいただくこととなり、ゆかた帯の種類や特徴を私の言葉で解説させていただきます。
この画像もある4点すべてがゆかた帯(半巾帯)で上から、
◆絹と麻の糸で織った麻絹半巾帯・・・¥28,000(税別価格)
しなやかな風合いを持ち合わせた単衣帯で帯結びがしやすい帯ではないでしょうか?
浴衣以外のも木綿や麻の着物か単衣用の小紋や紬にも合わせていただける帯です。
◆黄色とグリーンのリバーシブル麻100%のゆかた帯・・・¥12,000(税別価格)
麻のサラサラ感を活かして作られたゆかた帯で、二色の色を重ねているので、帯が2本あるというお得感を感じていただけるのではないでしょうか?
帯結びをしたときの反対側の色も出すことができ、おしゃれを楽しめる帯かと思えます。
◆ボーダーラインが撫松庵のリバーシブルのポリエステル帯・・・¥13,000(税別価格)
ポリエステル素材はお手入れが簡単なことや、リーズナブルな価格帯の品が多く作られていますが、撫松庵というブランドは、デザイン性に優れ帯の風合いにもこだわりを持っているといえるでしょう。
ポリエステル素材の中では、お値段の張るものが多いかもしれません。
スーパーなどで既製品の浴衣と帯がセットになっている帯の多くがポリエステルで、お手入れが簡単なことや、リーズナブルな価格帯がユーザに喜ばれる点かと思っています。
帯を形どっても帯が滑ることがありがちで、加えてポリの生地を2枚合わせているので、帯回りに熱を貯めるという弱点があります、
◆水色の綿100%のゆかた帯・・・¥6,800
店内の品揃えで最もリーズナブルな価格帯の帯と言えるでしぅおう。
綿の帯は風合いが固く、帯結びの際には生地の摩擦が激しくて、どちらかといえば結びにくい帯と言えるかもしてません。
こちらも生地を2枚重ねているので、通気性のある帯とはいいにくいでしょう。
一番はお値段が魅力的なところかな~
それそれに一長一短がありますが、締め心地や通気性のある帯を重要視するのであれば絹素材の単衣帯。
お値段にこだわるのであれば綿かポリ素材。
新しい浴衣を準備したいとお考えの方は、浴衣の色合いや模様にばかり捉われないで、ゆかた帯の素材にも気を配ってセレクトしてみて下さい。
分かりやすい説明ができたとは思っていませんが、参考になれば幸いに思います。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。