お昼前にタクシーでお越しになられたお客様がいらっしゃいました。
その姿を拝見すると馴染のお客様で、82歳という年齢になり2週間近く前に運転免許証を返納されたとか・・・
お父様も運転免許証を返納されていて、そんな話を一時間余しお話をさせていただいていたのですが、気力体力が衰えた現実を昔と今を比較して話されるもので、他人事でないと思って聞かせていただいた次第です。
季節ごとにお住いの設えを替えることが趣味のように好きだった人が、面倒に思えるようになり、ご親戚の方に季節を彩るのれんやタペストリーを差し上げた話をされていましたが、老いていくことの寂しさや悲しさを味わっているそうで、変えられない現実を深く考えないようにして無理がかからないようにして、畑仕事をしながらお父さんと二人で暮らしているそうです。
話を聞いていて、いつか私もこじんまりとした生活に追い込まれる日が来るのでしょうが、その前に、失いかけている「青春」を再び味わえる環境に飛び込んみたいです。
それをどこで見つけ出せるのかが大きな問題ですが、年齢を感じさせない生き方ができたら素敵でしょうね~
話題を替えて、大人の香りが漂うコーディネートを用意してみたのでご覧ください。

大人の香り・みさやま紬と吉野間道の帯
それがこちらのみさやま紬と吉野間道の帯との組み合わせです。
色合いからして静かなムードですが、着物を熟知された着こなしではないかと思っています。
人と変わった着物の装いをしてみたいとか、人に見られたいという心理から離れた着物の着こなし方がここにあり、着物好きな方の日常が視えてくると思いませんか?
着物も帯も草木染めで、それゆえに華やかさとは一線を引いていて、生きてきた人に年輪のような味をかもし出しているのではないかな~
帯を銀座結びにして、さりげなく着こなしていただけたらカッコいいでしょうね~
好みのあるでしょが、紬の無地というものは帯が合わせやすくて個性も出せるのでお勧めさせていただきたいです。
言葉足らずの点があるやもしれませんが、大人の装いをここに紹介してみました。
この3連休はお天気に恵まれて秋の魅力に触れることができたのではないでしょうか?
店は忙しいと言えるものではありませんでしたが、この11月は、これから今からだと考えています。
特にこの週末となる8日(金)~10日(日)までの3日間は和のインテリアから「百の絵展」を開催させていただくので、勝負は8日からだと捉えています。
気合を入れなおして、有効な時間が使えるように努力を重ねていきたいです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







