今年の冬はどうしたことか雪が降ることはなく、スキー場は痛手をこうむっているのではないでしょうか?
長い間生きていますが、雪が降らない冬を経験するのは初めてで有難い反面、戸惑いを隠せないままに春商戦に向けて準備を始めているところです。
朝のワイドショーで例年よりも一月近く春が早く来ることを話していましたが、この先、自然界で予期せぬ出来事が起きるような気がして、手放しで喜ぶことができません。
一方、店では入卒シーズンに向けて何かできないかと考えていましたが、初売りの期間に開催した入卒用の着物提案があまりにも鈍くて、商品を提案するという考え方から、春の装いの中で分からないことや、半衿の取り付けや寸法直しなど、一人では解決できない相談の場を店内で設けることにしました。

春の装い相談会
そんな問いかけができればと、「入卒時の装い相談」という立て看板を作ってみました。
インパクトの弱い看板かもしれませんが、地域の若いお母様方に優しく響くものになればいいと思っているところです。
このこと一つとっても、今この店が何をしようとしているのか。また、どのような品揃えをしているか。
そしてそれが他店とどう違っていて、お客様の満足度はどうなのか。
それらを皆さんに知っていただくことって簡単なことではありません。
SNSなども活用させていただいていますが、それも上手く生かしきれていない感じがして自分に不満を持っています。
厳しい現実に晒されていても、どこかに道があると投げ出さない自分を褒めてやりたいです。
しかし、いつまでもそんなことばかり言っていては私の人生終わってしまいます。
もっともっとお客様に喜ばれる仕事をして店の存在価値を高めたるためにも、「続けること」・「諦めないこと」。
そのことに尽きるのではないでしょうか?
そしてみんなで取り組んでいるのが、2月から動き出す「風呂敷再発見」という風呂敷にスポットを当てた提案です。

風呂敷の提案
その看板も店頭に出しましたが、風呂敷の販売点数目標を立てて、どうしたら風呂敷の愛用者が増えるのかを考えてみたいと思っています。
繰り返しになりますが、人通りの多いと場所にある店ではないので、何のモーションも起こさなければ忘れ去られてしまいます。
だから風を起こさなくてはならないのです。

春の装い
少しづつお客様が増えてまいりましたが、春が近いだけに花見シーズンに向けての着物の提案も考えてみたいと思っています。
あれもこれもしたいと思っていますが、大きな売り上げを望むことはできないかもしれませんが、風呂敷という店の強みを生かして、店の存在を知っていただくための戦略を練ってみたいです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







