今日もアッという間に一日が過ぎた感じが致します。
足元がいいこともあり、今日もお客様が多い感じがしましたが、来店をいただいたお客様の中に50歳代の男性客がいましてね~
来店されるなり、風呂敷はどこになるのかをお尋ねになられたもので、風呂敷を置いてある場所を示し、どのような用途に使われるのかをお聞きすると、和楽器を包みたいとのこと。
そこで使いやすい大きさの風呂敷を紹介させていただいたのですが、そのご主人が、
「風呂敷を置いている店ってあまりないよね~。ここにはいろんな種類があって外国人観光客が見たら喜ぶんじゃないの。SNSで呟いたら来ると思うと・・・」
私にそんな話をされるもので、
「そんなに甘くないですよ。宜しければ私に変わってご主人がSNSで呟いていただけたら嬉しいかも・・・」
そのご主人は風呂敷以外にも店の商品を見て、他で見かけることのない和物がいろいろあってPRをするように言われました。
お気に召した風呂敷をお選びになられてお帰りになりましたが、初めて店のお越しになられたお客様は店の品揃えに驚かれるようです。
どのようなやり方をしたら多くの人に店の存在を知っていただけるのでしょう。
そして店の存在を知った方が、店まで足をお運びいただくには何をしなくてはならないのでしょう。
私に課せられた課題ですが、考えさせられるものがあります。
さて、今日はシンプルで爽やかさが広がる春の装いをコーディネートしてみました。

入卒用の装い
着物は入卒用にもお召しいただける控えめな水色系の無地風の小紋で、その着物にレモン色の明るい袋帯を合わせ、草履とバッグは金と白の組紐から作られたシンプルな形のバッグでコーディネートさせていただきました。
目だった模様はどこにもないのに、色合いのハーモニーが都会的で品の良さを感じていただけるのではないでしょうか?

無地風小紋を春の清楚な装いに・・・
正面の腹には一文字のパールの帯留を加え、グリーンの三分紐の色が効いていて素敵だと思いません。
何かが主張しているという装いではないのに品の良さがあって惹かれるものがあります。
まさに「シンプル&ベスト」の装いかと思っております。
入学式という厳粛な場にお召しいただけたら格好いいと思うな~
こちらの装いに言葉が足りていませんが、素敵な女性を演じてくれる春の装いと言えるでしょう。
春は目の前まで来ています。
入卒などで着物をお召になられる方は、おしゃれな装いとなるものかを今一度確かめて、記念日となる日をお迎えください。
着物の着のなしで、何か不安に思うところがあれば気軽にお尋ねください。
お役に立てるアドバイスができれなと思っている私です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







