今回のコロナ騒動で毎日が楽しくないと思っている人がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私のその一人で美味しいものを食べに行きたいし、好きなマージャンをしたいと思ってもそれが適わないなんて、まるで籠の中に閉じ込められた鳥のようです。
無性に平凡な生活が恋しくてなりませんが、そんな人たちに少しでも気が晴れる情報をお届けできたらと思って、気持ちが晴れやかになる夏帯を紹介してみることとしました。
それは以前にもブログで紹介したことのある夏帯で乗り物柄を刺繍した変わり種の名古屋帯です。

コロナを忘れさせてくれる刺繍夏帯
それがこちらのクレヨンで描いたような乗り物を刺繍で表現した夏帯です。
本来の帯地も少し変わっていまして、確か絹芭蕉の生地に刺繍を加えた帯だったように記憶しています。
そこに新幹線や船やバス、飛行機やキャンピングカーなど、旅に出るためのあらゆる乗り物が描かれていて、眺めているだけで笑みがこぼれるのではないでしょうか?

おしゃれな刺繍帯の腹の柄
帯の腹部分にも乗り物がたくさん並んでいて、見方によっては旅行している気分になるのではないかな~
そう、ハッピーにさせてくれる帯です。
街並みを歩いていても旅をしている感じがして、目にした人は誰もが釘付けになるに違いありません。

おしゃれな乗り物の柄の刺繍夏帯
お太鼓にしたらこんな感じかな~
合わせる着物としては、単衣物の小紋や紬の着物などに合わせていただけるとシックリくるのではないでしょうか?
夏場だったら小千谷縮にも合うんじゃなかな~
海外旅行に持って出ることも素敵かと思いますが、今年は無理だとしても、そんな気持ちにさせてくれる帯ではないでしょうか?
お洒落の概念を取り払った帯でお気に召す方がいらっしゃればお勧めさせていただきたいですね。
独りごとのように語ってまいりましたが、少しだけハッピーにばれたとしたら幸せに思います。
それにしても、私たちの我慢はいつまで続くのでしょうか?
そして楽しいことをどこから見つけ出したらいいのでしょうか?
着物でお洒落して街歩きも悪くないと思っている人も少数派でいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方との出会いを期待したいです。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







