お盆休み最終日は午前10時~午後4時過ぎまで店の情報誌を配り続けていました。
16日の日曜日とあって、お客様の休暇を邪魔してはならないと思ってポスティングを選択しましたが、どうにかめどがついてひと安心。
21日からの和装の楽器柄展の開催と、8月中は長襦袢特集していることをお伝えすることができました。
取りあえず情報を伝えるという段階まで終えることがでましたが、次のステップをどうするかです。
店の情報を少しでもクリアーにしていくためにもSNSで言葉を添えた画像をアップしていくことが大切かと思っていて、今日は長襦袢について記事を書いてみることにしました。
着物を着なれない方には長襦袢はどれも同じだと思っている人が少なくない感じがしますが、化学繊維の素材もあれば、綿や麻の生地や、絹の着物と相性がいい正絹の長襦袢もあり、そこから冬用や夏用といった具合に、季節によって長襦袢生地の素材が分けられるという、着物初心者にとっては、着物に詳しい人が近くにいないと判断が付かないアイテムかと思えます。
着物のお手入れを頼みたいと着物と長襦袢をお持ちになられたときに気づくことは、黒留袖には白の長襦袢が正式なのですがピンクの長襦袢を合わせている方や、附下や訪問着のフォーマル着は白の長襦袢よりも色が付いた柔らかな雰囲気の長襦袢がふさわしい訳ですが、知らないままに着ていらっしゃるみたいで、アドバイスをさせていただくと、そんなこと知らなかったと言われることがチョクチョクあります。
例えばこの画像にある3種類の長襦袢は訪問着や附下、色無地などに合わせるフォーマル系の長襦袢になります。
全て正絹素材で、オーダーメイドでお仕立てを加えるものです。
どの品も長襦袢としての脇役とでもいいましょうか、主張が少なく、着物を引き立てる役割を果たしているのではないでしょうか?
これがフォーマル着に合わせる長襦袢になります。
一方で、趣味性の高い紬や小紋になると、フォーマル着に合わせる柔らかな雰囲気の長襦袢でも構いませんが、おしゃれな雰囲気でまとまるのであれば、おしゃれ長襦袢をお勧めしたいと思います。
この画像の品は趣味性の高い長襦袢で、左から「麻の葉」、中央は「更紗柄横段」、右が「タロット」。
どの品も味わいがあって、紬のきものや小紋などに合わせてみたくなりませんか?
着物によって長襦袢を使い分けるって贅沢な話ですが、隅々まで気を配ることによって品の良さとおしゃれが成立するので、手抜きは装いの雰囲気を壊すことにもなりかねないのではないでしょうか?
全てが感覚の問題ですが、現在店内では8月いっぱいまで「長襦袢の会」を開いていまして、夏用から秋冬用の長襦袢までいろんな種類を揃え、おしゃれの提案をさせていただいています。
この会の特典として、正絹長襦袢をご準備された方には、お仕立て代を半額の7,000円(税抜き価格)とさせていただきます。
この金額の中には半衿や衣紋抜きなどの付属品も入っているので、お得な会ではないでしょうか。
とにかくいろんな種類の長襦袢を用意していますので、目に触れるだけで気持ちが豊かになることでしょう。
参考にされてみて下さい。
そして明日は白内障の手術のために私だけ店を休みます。
東京の方から音符柄の件でご相談をいただいていて、明日2時以降に連絡することになっていまして、その事が気にかかります。
では、これにて・・・
お休みなさい