冷たい風に初雪。ついに冬が来たようです。
コロナ禍で来店客数が減少しているところへ、冬の天候となれば更に客数が減少することが考えられるだけに冬は苦手。
しばらく苦しめらられそうですが、雪にも冷たい風にも負けず頑張らないといけないと思っています。
この寒さで一気に年末モードに入りました。
そこで今日はお正月を飾ると題して、ユニークなちりめん細工を紹介してみましょう。
それがちりめん細工で作られた「ごちそう重」です。
二段重に入ったミニサイズのおせち料理とお屠蘇(おとそ)、そして丑年の手摺りカレンダー。
目出度さと面白さが調和していて、お正月飾りとしてお使いいただけたら素敵かと思っております。
見てください、このおせち料理を・・・
すべてちりめん細工で作られていて関心させられます。
手桶タイプの二段重になっていて、23㎝角の赤い敷物も付いて13,000円というお値段です。
生ものでないので、毎年お正月に飾って楽しんでいただけるのではないかな~
かたづけるのも簡単です。
いい機会なので、おせち料理の材料といわれを書き添えておきましょう。
・エビと酒塩焼き⇒腰が曲がるまで長生きを、という願いを込めて。他、ブリの照り焼きやサワラの西京焼、イカの松風焼きなど。
・レンコン⇒穴が多いことから、将来の見通しがきくという意味。
・ゆり根⇒幾重にも重なりあった形から、子孫繁栄を表す。
・クワイ⇒上から芽が出ていることから、めでたいという意味。
・ごぼう⇒長く根を張って生きるという願いを込めて。
・数の子⇒にしんの卵巣を塩漬けにしたもので、子宝に恵まれるよう子孫繁栄を願う。
・黒豆⇒健康でまねに働けるように、無病息災の願いを込めて。
・ごまめ⇒かたくちいわしの幼魚干したもの。五万米とも書き、五穀豊穣を願う。
・栗きんとん⇒金団とも書き、財宝を表す。昔は貴重な砂糖をふんだんに使ったごちそうだった。
・伊達巻き⇒巻物は文化を意味する。
・酢の物⇒紅白なますや菊花かぶ、酢ばすやコハダの粟漬け、サバの南蛮漬けなど。
お屠蘇(おとそ)は元旦の朝、家族そろって最初に飲むお酒の一種。無病息災を願って、年下のものから順に、3回ずつ飲んでいく。
お屠蘇の中身は中国の名医が処方したといわれる山椒(さんしょう)、陳皮(ちんび)、桂皮(けいひ)、桔梗(ききょう)などを細かくしたもの。大晦日の晩にみりんや酒に入れて、薬効成分や香りを出しておく。
屠蘇器(とそき)そろいは盃台にのせた大中小3つの杯と燗鍋(かんなべ)がセット。燗鍋は古代から酒器で、お屠蘇飾りをつけることで正月らしくなる。
これらのことを知る人は少なくなっていて、興味を持つ人も少なくなっているのではないでしょうか?
私もその一人で、本棚から本を広げて紹介させていただいたものです。
何か一つでも記憶に留めて、おせち料理を召し上がっていただけたら幸いに思います。
そのような意味を持つことをご理解いただいて、穏やかなお正月を迎えられるようちりめん細工のおせち料理を飾ってみてはいかがでしょう。
ではこれにて・・・
おやすみなさい。