コロナ禍の3月を振り返り・そしてお母さんと共に見た満開の桜と昔交わした約束

お母さんと花見ができました。 店主のひとりごと

3月もメディアの話題はコロナ・コロナで、ここ来て感染者のリバウンドが始まったかのようで、安心が手にできる社会はまだ先のようです。

そうした中でも私たちはコロナ感染対策を身につけたのか、延期していた結婚式が執り行われるようになったり、イベントも少しずつ開催されるようになり、少しずつですが人が動き始めた感じが致します。

 

店も3月はお客様の出入りが増えていまして、「風呂敷」や「かんざし」、「草履」や「バッグ」の動きは好調といえるかもしれません。

また、着物を着る機会が緩やかに増えているのか、着物のメンテナンスの仕事を多くのお客様からお預かりするようになり、昨年のこの時期と比べると比較ならないくらい明るい兆しが見え始めている感じが致します。

 

一方で、着物を新調しようかとお考えの方は少なく、新しく取り上げたオーダーメイド足袋も本格的に動き出したとは言いにくいところがあり、私たちのプレゼンの仕方が問われているのかもしれません。

 

この3月は明るい兆しが見始めたものの要の着物が出遅れていて、総合的に言えばまだまだ。

コロナ新規感染者の推移を見守りながらの店作りから、魅力的な店をどうしたら作れるのかを積極的に考えて形にすることが、目の前の環境を変えていく鍵となると考えています。

 

だからコロナに屈することなく皆で新しい店作りを考えていかなくてはなりません。

その基盤作りが4月と5月の60日にかかっている踏んでいます。

できることは限られているのかもしれないが、新規客を増やしていくための知恵に私たちの想いを詰めてアクションを起こしいきたいと思っています。

 

 

 

お母さんの月命日

お母さんの月命日

 

そして今日は妻の月命日で、お母さんに会ってまいりました。

今月の出来事を報告をすると共に、子ども達がそれぞれに頑張っていて、お母さんの血を引いていることを誇らしげに思っています。

 

そのことがとても嬉しくて、いっちゃん(長女)が店に来ていたときに、数年後に家族全員でハワイ旅行に行こうと約束しました。

 

このハワイ旅行は遠い昔、お母さんと行くことを約束していたよね~

果たせないままにいたことが心残りで、ズ~ッと胸につかえていたんですよ。

 

「ゴメン!」としか言いようがないが、このままではだめだと思い、最後に父親らしいことができればと言葉にしてしまいました。

 

娘の前で言葉にした以上は引き下がれません。

お母さんとできなかったことを子ども達と果たしたいと思っています。

どうか温かい目ので見守っていてください。

 

 

 

お母さんと花見ができました。

お母さんと花見ができました。

 

3月31日の今日は「ラッキーディ」だと次女の萌が話していましたが、お母さんが住む墓地に彩りを添える桜が満開で、空は何処までも青く人は誰もいなくて、二人っきりでこの風景を噛みしめることが出来ました。

 

ここが私のお花見の場所。

明けても暮れても仕事ばかりしていて、「少し休めば・・・!」と妻から語りかけられた瞬間だったかもしれません。

 

そんな私は4月の始まりを京都で迎えます。

新しい商品や情報を手にするために京都の仕入先に足を運びますが、4月は半年に一度の展示会を開くこともあり、品揃えの肉付けも考えて多くの仕入先を廻ってみたいと考えているところです。

 

毎月月末になると振り返ることが多くありますが、戻らない時間にしがみつのではなくて、明日という日に願いを託すことでワクワク感が広がるからたまりません。

何度裏切られても、明日があるって幸せなことです。

 

最後にこの3月に感謝して3月を閉めることとします。
では、お休みなさい。

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